大阪府高槻市にあった城。戦国最初の天下人・三好長慶が居城としていた芥川城(芥川山城)とは別の城である。
歴史・概略
- いつ築城され、いつ廃城となったかは不明のままであるが、鎌倉時代に幕府の御家人となった芥川氏が築城したと考えられている。遺構もなく規模や縄張りなど全くの不明である。
ただ、京都と中国方面を結ぶ西国街道が、この付近で何かをよけるように不自然に折れ曲がっていることから、この部分に城があったのではないかと推定されている。 - 芥川の上流、この城の北側の三好山にも芥川城が築かれ、どちらも芥川城として記録されている場合があるため記録が混同しているらしい。そのため、現代では三好山に築かれた芥川城は便宜上、芥川山城と呼んで区別している。
- 平時は芥川城を居館とし、戦闘時においては芥川山城を詰城としたとも考えられている。
- 築城:鎌倉時代前期?
- 廃城:不明
- 築城主:芥川氏
- 構造:平城
- 主な城主:芥川氏・細川氏・三好氏
史跡情報
地図 |
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【場所】 大阪府高槻市殿町 【付近の史跡】
[ 西・約0.5km ] 嶋上郡衙跡
[ 西・約1.3km ] 今城塚古墳(継体天皇陵)
[ 南東・約1.7km ] 高槻城跡
[ 西・約3km ] 史跡新池ハニワ工場公園
[ 東・約3km ] 安満宮山古墳
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「高槻」駅から約1Km ・阪急「高槻市」駅から約1.6Km 【バス】 ・市営バス「高槻橋」「真上南」バス停 【マイカー】 ・新名神高速道路「高槻IC」から約4Km |