有岡城跡(伊丹城) | 場所と地図 – 歴史のあと

有岡城跡(伊丹城)

有岡城跡 城跡
有岡城跡
ジャンル:城跡/古戦場
史跡年代:室町時代 ー 安土桃山時代

兵庫県伊丹市にあった室町時代の城。伊丹城とも呼ばれる。

歴史・概略

  • 摂津の国人であった伊丹氏によって南北朝の頃に城が築かれたのが始まりとされる。
  • 戦国時代末期織田信長が畿内に進出すると、伊丹氏は恭順した。しかし、その後に反信長勢力に加わり信長配下の荒木村重の攻撃を受けて落城した。
    戦後、村重が伊丹城主となり、城の大改修を行った。このとき名を有岡城と改めている。
  • 天正6年(1578年)、今度はその村重信長に対し反旗を翻し、有岡城にこもった。このとき村重の説得を任された黒田官兵衛が有岡城に幽閉されている。
    有岡城は1年に渡って織田軍の攻撃に耐えるなど堅固なつくりであったが、その後村重方の高山右近中川清秀らが信長に寝返るなどし落城した(有岡城の戦い)。
  • 天正8年(1580年)、池田恒興の嫡男・池田元助が城主となる。
  • 天正11年(1583年)、池田元助が美濃に転封。これ以降、有岡城は廃城となった。
  • 築城:南北朝時代
  • 廃城:天正11年(1583年)
  • 築城主:伊丹氏
  • 構造:平城
  • 主な城主:伊丹氏・荒木村重池田元助
  • 日本100名城

見どころ・おすすめ

  • 城跡は公園として整備され石垣や井戸跡、建物跡、堀跡などが残されている。
  • 城跡の北西にある猪名野神社にはかつての城の惣構の一部とみられる土塁が残されている。

史跡情報

地図
【場所】
兵庫県伊丹市伊丹
主な施設
石垣・土塁・堀跡
利用時間
常時
定休日
無休
料金
無料
交通
【電車】
・JR「伊丹」駅から約0.1Km
・阪急電車「伊丹」駅から約0.8Km

【マイカー】
・中国自動車道「中国池田IC」から約4Km
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