大極殿公園(長岡京) | 場所と地図 – 歴史のあと

大極殿公園(長岡京)

大極殿公園 京跡・宮跡
大極殿公園
ジャンル:京跡・宮跡
史跡年代:奈良時代
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長岡京の時代、この場所には都の重要な施設である大極殿があった。

歴史・概略

  • 長岡京(ながおかきょう)は、延暦3年(784年)桓武天皇(かんむてんのう)により平城京より遷都、延暦13年(794年)に再び桓武天皇により平安京に遷都した古代の都。現在の京都府向日市・長岡京市付近にあたる。
  • 大極殿(だいごくでん)は天空の中心である北極星を意味しており、長岡宮の北側に位置していた。殿内には天皇が座る高御座があり、即位の儀式や元旦の朝賀、外国使節との謁見など国家的な儀式を執り行なった。ただし、長岡京は桓武天皇1代の都であるため、即位の儀式は行われていない。
  • 公園内には大極殿と北側に建っていた後殿(小安殿)跡が残っている。また公園入口には宝幢(ほうどう)と呼ばれる朝賀の儀式の際に建てる柱が復元されている。
  • この南側には政務を執り行う朝堂院があり、その痕跡の一部が残っている(朝堂院公園)。

【日本のおもな首都】

遷都年みやこ所在地遷都時の天皇
593年(崇峻天皇5年)飛鳥京(あすかきょう)奈良県推古天皇
645年(大化元年)難波京(なにわきょう)大阪府孝徳天皇
655年(斉明天皇元年)飛鳥京(あすかきょう)奈良県斉明天皇
667年(天智天皇6年)大津京(おおつきょう)滋賀県天智天皇
672年(天武天皇元年)飛鳥京(あすかきょう)奈良県天武天皇
694年(持統天皇8年)藤原京(ふじわらきょう)奈良県持統天皇
710年(和銅3年)平城京(へいじょうきょう)奈良県文武天皇
740年(天平12年)恭仁京(くにきょう)京都府聖武天皇
744年(天平16年)難波京(なにわきょう)大坂府聖武天皇
745年(天平17年)紫香楽宮(しがらきのみや)滋賀県聖武天皇
745年(天平17年)平城京(へいじょうきょう)滋賀県聖武天皇
784年(延暦3年)長岡京(ながおかきょう)京都府桓武天皇
794年(延暦13年)平安京(へいあんきょう)京都府桓武天皇
1180年(治承4年)福原京(ふくはらきょう)兵庫県安徳天皇
1180年(治承4年)平安京(へいあんきょう)京都府安徳天皇
1869年(慶応4年)東京(とうきょう)東京都明治天皇

大極殿遺址碑

平安京大極殿跡(京都府京都市)

見どころ・おすすめ

史跡情報

地図
【場所】
京都府向日市鶏冠井町大極殿
【付近の史跡】
[ 南東・約0.3km ] 史跡長岡宮築地跡
[ 東・約0.9km ] 東院公園(長岡京)
主な施設
長岡宮大極殿跡碑・後殿(小安殿)・再現宝幢
利用時間
常時
定休日
無休
料金
無料
交通
【電車】
・阪急電車「西向日」駅から約0.4Km
・JR「向日町」駅から約1.6Km

【バス】
・向日市コミュニティ「大極殿前」バス停
・阪急バス「向日市保健センター前」バス停

【マイカー】
・名神高速「京都南IC」「大山崎IC」から約5Km
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