平安京の一本御書所という施設があった場所。
歴史・概略
- 延暦13年(794年)、桓武天皇(かんむてんのう)によって長岡京より平安京(へいあんきょう)に遷都。以来1000年に渡って日本の首都となった。
この付近には都の中心である大内裏があり、その領域は東西1.2キロ、南北1.4キロに及んだ。大内裏内には天皇の居住区である内裏を始め、数多くの行政機関が立ち並んでいた。この場所には一本御書所(いっぽんごしょどころ)と呼ばれる施設があり、書籍の書き写しまたは希少本の保管をしていたとされる。 - 平治元年(1160年)、藤原信頼が後白河上皇の院御所である三条殿を襲撃し「平治の乱」が勃発。上皇の身柄を抑えた信頼はこの場所に上皇を幽閉、しかし上皇が半月ほどで脱出したため幽閉はごく短期間に終わっている。
- 大内裏の建物は出火によって度々焼失し、その都度再建されてきたが、朝廷の衰えとともに次第に荒廃していった。
「平治の乱」勃発のきっかけとなった三条東殿遺址(京都府京都市)
見どころ・おすすめ
- 大内裏の建物跡地には石碑が立てられており、周辺に多くの石碑が点在しているのでまとめて回れる。
史跡情報
地図 |
---|
【場所】
京都府京都市上京区下立売通智恵光院西入る |
主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「二条」駅から約1.2Km ・JR「二条」駅から約1.4Km 【バス】 ・市バス「丸太町智恵光院」「千本丸太町」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約8Km |