7世紀初め頃の古墳。被葬者は当時の権力者であった蘇我馬子とする説が有力。
歴史・概略
- 蘇我馬子(そが・うまこ)は、飛鳥時代の貴族で、敏達天皇・用明天皇・崇峻天皇・推古天皇の4代、50年以上に渡って大臣(おおおみ)として仕えた人物。天皇家に姉妹や自身の娘などを嫁がせ、外戚として権勢を振るった。崇峻天皇と推古天皇の叔父、聖徳太子の大叔父にあたる。
- 古墳の築造当初は土に覆われた墳丘であったと思われるが、今では盛土は失われ、石室部分の巨大な石がむき出しの状態となってしまっている。天井を覆う石が平らでまるで舞台のような見た目から、石舞台と呼ばれるようになった。
- 盛土は古くから失われていたようで、蘇我氏に対する懲罰的な意味合いで盛土が剥がされたのではないかとも考えられている。
史跡情報
地図 |
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【場所】
奈良県高市郡明日香村島庄 |
主な施設 |
古墳 |
利用時間 |
8:30 ~ 17:00 |
定休日 |
無休 |
料金 |
一般250円・高校生200円・中学生150円・小学生100円 |
交通 |
【電車】 ・近鉄電車「飛鳥」駅から約3Km 【バス】 ・奈良交通「石舞台」「明日香観光会館前」バス停 【マイカー】 ・京奈和自動車道「御所IC」から約8Km ・駐車場あり |