藤原道長建立浄妙寺跡 | 場所と地図 – 歴史のあと

藤原道長建立浄妙寺跡

藤原道長建立浄妙寺跡碑 寺社
藤原道長建立浄妙寺跡碑
ジャンル:寺社
史跡年代:平安時代 ー 室町時代
関連タグ: 

京都府宇治市に平安時代から室町時代にかけてあった寺院跡。平安時代の権力者であった藤原道長ゆかりの寺。

歴史・概略

  • 平安時代初期から後期にかけてこのあたりは藤原北家一族の埋葬地とされており、現在でも付近一帯には墳墓が点在してる。若き藤原道長がこの地を訪れたとき、あまりの荒廃ぶりに嘆き寺の建立を決意したといわれている。
  • 寛弘2年(1005年)、木幡(こはた)の地に道長が法華三昧堂(ほっけさんまいどう)を建立、園城寺(おんじょうじ)の勧修(かんしゅう)を招いて浄妙寺を開山した。地名から木幡寺とも呼ばれ、寛弘4年(1007年)に完成した。
  • 浄妙寺は三昧堂のほか祠堂、鐘楼、客殿、僧房、多宝塔などの伽藍を備えた本格的寺院で、藤原氏の菩提寺となった。ただその後の藤原氏の衰退もあり、詳細は不明であるが中世の戦火で廃絶したとみられている。
  • 木幡小学校の建設に伴い調査が実施され、いくつかの痕跡を発見。これは三昧堂跡とみられ現在は校庭の下に埋め戻されている。

見どころ・おすすめ

  • 痕跡についてはまったく見ることができない。小学校前に浄妙寺跡碑が立つのみである。
  • 周辺には藤原氏ゆかりの宇治陵が点在しており、すぐ南側には道長の墓とみられている32号墳がある。

史跡情報

地図
【場所】
京都府宇治市木幡赤塚
【付近の史跡】
[ 南西・約0.8km ] 宇治陵
主な施設
碑のみ
利用時間
常時
定休日
無休
料金
無料
交通
【電車】
・JR「六地蔵」駅から約0.7Km
・地下鉄「六地蔵」駅から約0.8Km
・京阪電車「六地蔵」「木幡」駅から約1Km

【バス】
・京都京阪バス「木幡小学校」バス停

【マイカー】
・京滋バイパス「宇治東IC」から約3Km
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