埼玉県川越市にあった室町時代から江戸時代にかけての城。江戸時代の川越藩藩庁。
河越城、初雁城、霧隠城とも呼ばれる。
歴史・概略
- 長禄元年(1457年)、当時扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)が対立していた足利氏(古河公方)に対抗する拠点として扇谷上杉氏家宰・太田道真、太田道灌(おおた・どうかん)父子によって築城、そのまま城主となった。
- 天文15年(1546年)、北条氏が川越城の攻防に勝利、これにより扇谷上杉家は滅亡、山内上杉家も勢力を失った。北条氏滅亡後は徳川氏の領地となり、江戸幕府樹立後は江戸城に近いことから幕府の要職に就く有力大名が入った。
- 築城:長禄元年(1457年)
- 廃城:明治2年(1869年)
- 築城主:太田道真、太田道灌父子
- 構造:平山城
- 主な城主:扇谷上杉氏・後北条氏・酒井氏・堀田氏・越前松平氏
- 日本100名城・関東七名城
史跡情報
地図 |
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【場所】 埼玉県川越市郭町 【付近の史跡】
[ 南東・約10km ] 難波田城公園
[ 南東・約12km ] 羽根倉古戦場(観応の擾乱)
[ 南西・約16km ] 小手指原古戦場(元弘の乱)
[ 南西・約16km ] 白旗塚(元弘の乱)
[ 南・約17km ] 八国山(久米川の戦い)
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主な施設 |
堀・土塁・御殿の一部・移築物3棟 |
利用時間 |
【川越城本丸御殿】 9:00~17:00 |
定休日 |
【川越城本丸御殿】 月曜日(休日の場合翌日)・年末年始 |
料金 |
【川越城本丸御殿】 大人100円・大学生/高校生50円 |
交通 |
【電車】 ・西武鉄道「本川越」駅から約2Km ・東武鉄道「川越市」駅から約2.2Km ・JR「川越」駅から約2.5Km 【バス】 ・東武バス「札の辻」「博物館・美術館前」バス停 【マイカー】 ・関越自動車道「川越IC」から約7Km ・駐車場あり |