静岡県沼津市にあった戦国時代の平山城。北条早雲ゆかりの城として知られる。
歴史・概略
- 長享元年(1487年)、伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)が駿河守護である今川氏の家督争いで活躍、これによって所領を与えられ興国寺城主となった。この後盛時は伊豆の堀越公方を滅ぼし、さらに関東へと進出していった。
- この城は駿河や伊豆、甲斐の国境に近いため争奪戦の渦中に置かれ、北条氏や今川氏、武田氏、徳川氏など城主が目まぐるしく替わることとなったが、慶長12年(1607年)に天野康景が領内の揉め事によって出奔し廃城となった。
- 築城:不明
- 廃城:慶長12年(1607年)
- 築城主:不明
- 構造:連郭式・平山城
- 主な城主:北条氏・武田氏・松平氏・中村氏・天野氏
史跡情報
地図 |
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【場所】 静岡県沼津市根古屋 【付近の史跡】
[ 東・約9km ] 頼朝・義経対面石
[ 東・約10km ] 伊豆国分寺跡
[ 西・約10km ] 富士川の戦い(平家越)
[ 東・約11km ] 市ヶ原廃寺
[ 東・約17km ] 山中城跡
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主な施設 |
石垣・土塁・空堀・曲輪・天守台・穂見神社・北条早雲碑・天野康景碑 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「原」駅から約2.7Km 【マイカー】 ・第二東海自動車道「駿河湾沼津スマートIC」から約3Km ・駐車場あり |