江戸時代後期、京都守護職の上屋敷があった場所。
歴史・概略
- 京都守護職(きょうとしゅごしょく)とは、当時尊王攘夷思想などによって悪化していた京都市中の治安維持を目的とし、幕府が文久2年(1862年)に新たに設置した役職。それまであった行政機構である京都所司代や京都町奉行、京都見廻役などの京都の行政組織の上に置かれた。
- 役には、幕府からの強い要請によって会津藩藩主・松平容保(まつだいら・かたもり)が就任した。就任当初は東山にある金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を本陣としていたが、文久3年(1863年)この地に屋敷を造営した。
- 慶応3年(1868年)、大政奉還のおよそ2か月後に起った薩長によるクーデター「王政復古の大号令」によって、京都守護職は廃止された。
現在、屋敷跡には京都府庁が建っている。
見どころ・おすすめ
- 京都御所からも近いので、ついでに行ってみるといいかと。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市上京区藪之内町 【付近の史跡】
[ 東・約0.2km ] 旧二條城跡(足利義昭御所)
[ 北西・約0.2km ] 茶屋四郎次郎邸址
[ 東・約0.3km ] 斯波氏武衛陣・足利義輝邸遺址
[ 北東・約0.4km ] 清和院・土御門内裏跡
[ 南西・約0.4km ] 高陽院邸跡
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主な施設 |
石碑・案内板 |
利用時間 |
定休日 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「丸太町」駅から約0.6Km 【バス】 ・市バス「府庁前」バス停 ・西日本JRバス「府庁前」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約8Km |