歴史・概略
- この場所にはかつて後鳥羽天皇の離宮・水無瀬殿があったが、建保四年(1216)の洪水によって建物が被害を受けたため、別の場所に離宮(後鳥羽上皇水無瀬宮址)が再建されている。
- 後鳥羽上皇はその後、鎌倉幕府と対立し「承久の乱」へと発展、上皇は幕府に敗北し隠岐に配流された。その後隠岐で没した上皇の遺勅により、仁治元年(1240年)、上皇の離宮跡地に上皇を祀るための御影堂を建て、それが水無瀬神宮の始まりとなった。
- その後「承久の乱」で後鳥羽上皇と同じく配流となった土御門天皇、順徳天皇も合祀され、今に至っている。
- 安土桃山時代、水無瀬家が制作した将棋の駒「水無瀬駒」に因んで「水無瀬駒発祥の地」碑が立つ。
見どころ・おすすめ
- 離宮の水-名水百選。
- 後鳥羽上皇が再建した離宮(後鳥羽上皇水無瀬宮址)もこの近くにあるので合わせて回るといい。
史跡情報
地図 |
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【場所】 大阪府三島郡島本町広瀬 【付近の史跡】
[ 西・約0.6km ] 後鳥羽上皇水無瀬宮址
[ 西・約1km ] 史跡櫻井駅跡
[ 北東・約1km ] 離宮八幡宮
[ 南・約1.3km ] 高浜砲台跡
[ 北東・約1.3km ] 宝積寺(山崎の戦い・禁門の変)
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主な施設 |
水無瀬神宮・「水無瀬駒発祥の地」碑 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「島本」駅から約1Km ・阪急電車「水無瀬」駅から約1Km 【バス】 ・阪急バス「国道島本」バス停 【マイカー】 ・名神高速「大山崎IC」から約3Km ・駐車場あり |