平安時代初期から中期にかけて、天皇の離宮や後院(ごいん)となった冷然院(冷泉院)の跡。
歴史・概略
- 冷然院(れいぜいいん)の始まりは、平安時代初期に嵯峨天皇が離宮として造営したこととされ、譲位後は後院とした。以後、天喜3年(1055年)に取り壊されるまで、歴代天皇の離宮や譲位後の後院として利用されている。
- 場所は現在の二条城の北東部分にあたり、南北2町ずつの計4町、造りは寝殿造りであったといわれる。
- 天安2年(858年)、文徳天皇崩御。
- 天暦3年(949年)、陽成天皇崩御。
- 天暦8年(954年)、冷泉院に改められる。それまで冷然院は火災による焼失と再建を繰り返しており、これは冷然院の然の字が燃に繋がるとの考えから名称が変更された。
- 天喜3年(1055年)、焼失した一条院を再建するため、殿舎が移築された。
見どころ・おすすめ
史跡情報
地図 |
---|
【場所】 京都府京都市中京区竹屋町通堀川西入る 【付近の史跡】
[ 北東・約0.1km ] 板倉勝重・重宗屋敷跡
[ 北西・約0.2km ] 京都所司代跡
[ 北西・約0.2km ] 所司代屋敷址(京都)
[ 南東・約0.3km ] 橋本左内寓居跡
[ 北東・約0.3km ] 高陽院邸跡
|
主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「二条城前」駅から約0.6Km ・JR「二条」駅から約1.4Km ・阪急電車「大宮」駅から約1.6Km ・嵐電「四条大宮」駅から約1.7Km 【バス】 ・市バス「堀川丸太町」「二条城前」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約7Km |