幕末の兵学者・佐久間象山が京都木屋町で刺客に襲われ命を落とした場所。
歴史・概略
- 佐久間象山(さくま・しょうざん)。ほかに修理(しゅり)・国忠(くにただ)・啓(ひらき)・子迪(してき)・子明(しめい)など。
信濃松代藩士で兵学・洋学を学び、大砲の鋳造や日本初の電信を行うなどした人物。そして幕府の要請で京都に入った象山は、一橋慶喜(後の徳川慶喜)に公武合体と開国の必要性を説いた。 - しかし、こうした考えは尊王攘夷派から「西洋かぶれ」と見られ命を狙われることとなり、元治元年7月11日(1864年8月12日)、山階宮家より馬に乗って帰る途中、尊王攘夷派の前田伊右衛門、河上彦斎らによって暗殺された。
見どころ・おすすめ
- 京都木屋町周辺は幕末の志士たちの多くが住み、事件の現場ともなった場所でたくさんの石碑が立てられている。
- 少し南に佐久間象山寓居址を示す石碑がある。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市中京区木屋町通御池上る 【付近の史跡】
[ 南・約0km ] 大村益次郎卿遭難之碑
[ 東・約0km ] 兵部大輔大村益次郎公遺址
[ 東・約0km ] 桂小五郎・幾松寓居跡
[ 北・約0.1km ] 史跡高瀬川一之船入
[ 北・約0.1km ] 角倉氏邸址
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「京都市役所前」駅から約0.1Km ・京阪電車「三条」駅から約0.4Km 【バス】 ・市バス「京都市役所前」「河原町御池」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都東IC」から約7Km |