「禁門の変」の舞台となった鷹司邸があった場所。
歴史・概略
- 鷹司家(たかつかさけ)は藤原氏五摂家のひとつで関白や太政大臣などの任に就く家柄であった。幕末期、「八月十八日の政変」によって失った長州藩の勢力を回復するため起こった「禁門の変」では、久坂玄瑞、寺島忠三郎、入江九一らが鷹司邸に侵入し朝廷への嘆願を願い出た。しかし願いは叶わず久坂と寺島は自刃、入江は脱出時に敵兵に見つかり殺された。
- この戦闘によって長州藩邸、鷹司邸付近より出火、戦闘が終わった後もこれらの火は風にあおられ延焼を続け「どんどん焼け」と呼ばれる大火に繋がった。
見どころ・おすすめ
- かつて存在していた宮家や公家屋敷の多くは、一部を残してほとんどが撤去されており、今は一年中草花が楽しめる公園として整備されている。
- 京都御苑内は平安時代から幕末に至る屋敷跡が点在し、いたるところに説明書きの駒札が立てられているので、それを巡るだけでもかなり楽しめる。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市上京区京都御苑 【付近の史跡】
[ 西・約0.1km ] 九条邸跡(京都御苑)
[ 南・約0.1km ] 堺町御門(京都御苑)
[ 西・約0.2km ] 花山院邸跡(京都御苑)
[ 北西・約0.2km ] 賀陽宮邸跡(京都御苑)
[ 西・約0.3km ] 閑院宮邸跡(京都御苑)
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主な施設 |
案内板のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「丸太町」駅 ・京阪「神宮丸太町」駅 【バス】 ・市バス「裁判所前」「烏丸丸太町」駅 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約9Km ・駐車場あり |