島根県鹿足郡津和野町にあった城。江戸時代の津和野藩藩庁。
一本松城、三本松城、石蕗城とも呼ばれる。
歴史・概略
- 永仁3年(1295年)、石見の地頭・吉見頼行により築城。
- 天文23年(1554年)、中国地方を支配する大内氏の元家臣であった陶晴賢(すえ・はるかた)が、大内陣営であった吉見氏の三本松城を攻撃(三本松城の戦い)。戦いは陶軍優勢で進んだが落城はせず、和睦で決着した。
- 天文24年(1555年)、「厳島の戦い」により毛利元就が陶晴賢を破る。以降、毛利氏の傘下に入った。
- 慶長5年(1600年)、「関ケ原の戦い」の後、坂崎直盛が入城。この坂崎氏の統治時代に、石垣を多用した近世城郭へと生まれ変わった。
- 元和3年(1617年)、亀井政矩が入城。以降明治に至るまで亀井氏が藩主を務めた。
- 築城:永仁3年(1295年)
- 廃城:明治4年(1871年)
- 築城主:吉見頼行
- 構造:山城・連郭式
- 主な城主:吉見氏、坂崎氏、亀井氏
- 日本100名城
史跡情報
地図 |
---|
【場所】 島根県鹿足郡津和野町後田 |
主な施設 |
馬場先櫓・物見櫓・石垣・空堀 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「津和野」駅 【マイカー】 ・中国自動車道「六日市IC」から約35Km ・駐車場あり |