宇治陵36号墳(藤原基経の墓) | 場所と地図 – 歴史のあと

宇治陵36号墳(藤原基経の墓)

宇治陵36号墳 墓・慰霊碑
宇治陵36号墳
ジャンル:墓・慰霊碑
史跡年代:平安時代
関連タグ: 

京都府宇治市にある平安時代の墳墓。平安時代の権力者であった藤原基経の墓ともいわれている。

歴史・概略

  • 宇治陵(うじりょう・うじのみささぎ)とは、宇治市木幡(こはた)一帯に点在する300余りの墳墓の総称。平安時代初期には藤原基経がこの付近一帯を藤原北家一族の埋葬地としたため、平安時代後期に至るまで当主や一族から入内した天皇の妃などが葬られた。その後は藤原氏の衰退とともに墓所が荒廃し、それぞれの被葬者が不明のまま今に至っている。
  • 宮内庁は天皇の妃や藤原氏の当主などの陵墓であるとして、そのうちの37個所を指定し管理下に置いている。
  • 藤原基経(ふじわらもとつね)平安時代初期の公卿。藤原長良の三男であったが、叔父で男子のなかった権力者・藤原良房の養子となり、良房が亡くなったのち政治基盤を受け継いだ。その後摂政や史上初の関白に就任(異論もある)するなど藤原政権を確立した人物のひとり。
  • 許波多神社(こはたじんじゃ)境内西側の一角、狐塚と呼ばれる5m四方ほどの柵に囲まれた小さな墳墓(宇治陵36号墳)が基経の墓とされている。藤原道長藤原氏の菩提を弔うため浄妙寺を建立した際、深草から改葬されたと伝わっているが定かではない。

見どころ・おすすめ

  • この付近一帯には宇治陵が点在しているので回ってみるのがよいかと。

史跡情報

地図
【場所】
京都府宇治市木幡東中
【付近の史跡】
[ 南東・約0.5km ] 宇治陵
[ 北東・約0.5km ] 藤原道長建立浄妙寺跡
主な施設
墳墓
利用時間
常時
定休日
無休
料金
無料
交通
【電車】
・JR「木幡」駅から約0.3Km

【バス】
・京都京阪バス「御蔵山参道」バス停

【マイカー】
・京滋バイパス「宇治東IC」から約3Km
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