京都府京都市にあった江戸時代の城。
江戸時代の淀藩(よどはん)藩庁。
歴史・概略
- 元和9年(1623年)、将軍徳川秀忠が従兄弟にあたる松平定綱に命じて桂川、宇治川、木津川が合流する要衝である淀の地に築城した。豊臣秀頼の生母・淀君ゆかりの淀城はここから北に500メートルほどの納所付近にあったといわれ、こことは別の城である。
- 寛永10年(1633年)、永井尚政が入府。
- 寛文9年(1669年)、石川憲之が入府。
- 宝永8年(1711年)、松平光煕(戸田松平氏)が入府。
- 享保2年(1717年)、松平乗邑(大給松平氏)が入府。
- 享保8年(1723年)、稲葉正知が入府。
- 慶応4年(1868年)に起った「鳥羽・伏見の戦い」では、淀藩は旧幕府軍として戦いに参加していたが、旧幕府軍が新政府軍に押されて入城しようとしたとき、これを拒否し新政府軍の勝利に一役買ったとされる。
- 築城:元和9年(1623年)
- 廃城:明治4年(1871年)
- 築城主:松平定綱(久松松平氏)
- 構造:梯郭式・平城
- 主な城主:久松松平氏・永井氏・石川氏・戸田氏・稲葉氏
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市伏見区淀本町 【付近の史跡】
[ 北東・約0.5km ] 戊辰役戦場址
[ 北東・約0.6km ] 淀古城址・戊辰戦争砲弾貫通跡
[ 西・約1.8km ] 中山修一記念館
[ 西・約2km ] 明智光秀本陣跡(境野1号墳)
[ 西・約2km ] 恵解山古墳(明智光秀本陣跡)
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主な施設 |
石垣・堀・天守台跡 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・京阪電車「淀」駅から約0.3Km 【バス】 ・京都京阪バス「淀下津町」「京阪淀駅」バス停 【マイカー】 ・京滋バイパス「久御山淀IC」から約1.5Km |