倶利伽羅峠の戦い | 場所と地図 – 歴史のあと

源平倶利伽羅合戦・本陣（倶利伽羅峠の戦い）

なびマスター — Wed, 27 Jan 2016 09:09:53 +0000

石川県と富山県の県境の山中、源平合戦のひとつ「倶利伽羅峠の戦い」において、平家軍が本陣をおいたとされる場所。

歴史・概略

信濃国木曽において平家打倒の兵を挙げた木曽義仲（源義仲）は、北陸に勢力を伸ばし、奥州の藤原氏や関東の源頼朝らと並ぶ一大勢力となっていた。

義仲が挙兵した旗挙八幡宮（長野県木曽郡木曽町）

平家軍は義仲追討のため、北陸に平維盛（たいら・これもり）を総大将とした大軍を派遣、加賀と越中の国境・倶利伽羅峠（くりからとうげ）に陣を置いた。そして、義仲軍は平家軍が寝静まった頃を見計らい、数百頭の牛の角に松明を括り付け一斉に平家軍に突入させた。この「火牛の計」と呼ばれる策によって平家軍は大混乱に陥り、義仲は見事勝利を収めたと言われる。

義仲軍が平家軍と対峙した矢立（富山県小矢部市）

木曽義仲に関わるおもな出来事
1154年　源義賢の次男として生まれる
1155年　「大蔵合戦」で源義朝により父・義賢が討たれる
1180年　以仁王が平家追討の令旨を出す
1180年　挙兵
1180年　市原合戦
1181年　横田河原の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1183年　入京
1184年　宇治川の戦い
1184年　粟津の戦いで討死
「源平の合戦」のおもな戦闘
1180年　宇治平等院の戦い
1180年　富士川の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1184年　一ノ谷の戦い
1185年　屋島の戦い
1185年　壇ノ浦の戦い

富士川の戦い（平家越）（静岡県富士市）

源平合戦の虚像を剥ぐ治承・寿永内乱史研究 (講談社学術文庫)

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見どころ・おすすめ

この周辺には「倶利伽羅峠の戦い」に関わる史跡が点在しているので、まとめて回るのがよいかと。
「道の駅倶利伽羅源平の郷」には「倶利伽羅峠の戦い」に関する歴史資料館があるので覗いてみるといい。

戦いの前に義仲が戦勝を祈願した埴生護国八幡宮（富山県小矢部市）

巴塚・葵塚

なびマスター — Tue, 02 Feb 2016 01:23:23 +0000

源平合戦のひとつ「倶利伽羅峠の戦い」において、木曽義仲率いる源氏軍の一人としてともに戦った女武将・葵御前と巴御前の墓。

歴史・概略

葵御前（あおいごぜん）、巴御前（ともえごぜん）はともに木曽義仲（きそ・よしなか）の数多くいた妾のうちのひとりだったと言われる。
葵御前は「倶利伽羅峠の戦い」に参戦し、砺波山で戦死した。

倶利伽羅峠の戦い平家本陣跡（富山県小矢部市）

巴御前は色白で容姿に恵まれた一騎当千の兵者（つわもの）とされ、義仲の最後の戦いにも付き従っていたが、義仲に諭されて泣く泣く落ち延びたという。
その後、死の間際に葵御前の墓のそばに葬ってほしいと言い残したと伝わっている。
「源平の合戦」のおもな戦闘
1180年　宇治平等院の戦い
1180年　富士川の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1184年　一ノ谷の戦い
1185年　屋島の戦い
1185年　壇ノ浦の戦い

宇治平等院（京都府宇治市）

木曽義仲伝 -信濃・北陸と源平合戦の史跡-

パレード

見どころ・おすすめ

周辺には「倶利伽羅峠の戦い」に関する史跡が点在している。

塔乃橋（富山県小矢部市）

塔乃橋（倶利伽羅峠の戦い）

なびマスター — Mon, 01 Feb 2016 09:18:01 +0000

源氏の木曽義仲と平家の平維盛との間で行われた戦闘「倶利伽羅峠の戦い」が起こった際、平家軍の最前線となった場所。

歴史・概略

「倶利伽羅峠の戦い（くりからとうげのたたかい）」は、寿永2年5月11日（1183年6月2日）に加賀と越中の国境・倶利伽羅峠において起こった戦い。
信濃国木曽の地で平家打倒の兵を挙げ、北陸に勢力を伸ばしてきた木曽義仲（きそ・よしなか）を討つべく、寿永2年（1183年）、平家は平維盛（たいら・これもり）を総大将に大軍を派遣する。

義仲が挙兵した旗挙八幡宮（長野県木曽郡木曽町）

倶利伽羅峠の戦い平家本陣跡（富山県小矢部市）

ここは源氏軍と平家軍が対峙した最前線の場所にあたり、この塔乃橋側には平家一門の平行盛が陣をおき、200メートルほど離れた矢立山には源氏側の今井兼平が陣をおいた。
ちなみに矢立山の名は、ここから源氏軍に放たれた矢が刺さったことに由来する。

義仲軍の最前線となった矢立（富山県小矢部市）

「源平の合戦」のおもな戦闘
1180年　宇治平等院の戦い
1180年　富士川の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1184年　一ノ谷の戦い
1185年　屋島の戦い
1185年　壇ノ浦の戦い

富士川の戦い（平家越）（静岡県富士市）

木曽義仲伝 -信濃・北陸と源平合戦の史跡-

パレード

見どころ・おすすめ

この場所と対峙した源氏軍の矢立山にも石碑が立てられている。ほかにも「倶利伽羅峠の戦い」の史跡がいくつかあるのでまとめて回るといい。

義仲が戦いの前に戦勝祈願したという埴生護国八幡宮（富山県小矢部市）

矢立（倶利伽羅峠の戦い）

なびマスター — Mon, 01 Feb 2016 04:59:43 +0000

寿永2年（1183年）、打倒平家に燃える木曽義仲率いる源氏軍と、平維盛率いる平家軍が戦った「倶利伽羅峠の戦い」において、義仲軍が最前線としていた地。

歴史・概略

「倶利伽羅峠の戦い（くりからとうげのたたかい）」は、寿永2年5月11日（1183年6月2日）に加賀と越中の国境倶利伽羅峠で起こった戦い。源氏軍の大将は木曽義仲（きそ・よしなか）、平家軍の大将は平維盛（たいら・これもり）で、義仲軍が勝利しこの後平家一族を京から追放した。
平家軍はここから200メートルほど谷を隔てた塔乃橋に対峙しており、そのとき平家軍が放った多くの矢がここに突き刺さったことにちなんで、矢立山と呼ばれるようになったという。

平家軍の最前線・塔乃橋（富山県小矢部市）

木曽義仲に関わるおもな出来事
1154年　源義賢の次男として生まれる
1155年　「大蔵合戦」で源義朝により父・義賢が討たれる
1180年　以仁王が平家追討の令旨を出す
1180年　挙兵
1180年　市原合戦
1181年　横田河原の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1183年　入京
1184年　宇治川の戦い
1184年　粟津の戦いで討死

旗挙八幡宮（長野県木曽郡木曽町）

「源平の合戦」のおもな戦闘
1180年　宇治平等院の戦い
1180年　富士川の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1184年　一ノ谷の戦い
1185年　屋島の戦い
1185年　壇ノ浦の戦い

吉川弘文館

見どころ・おすすめ

このすぐ西側に対峙していた平家軍が陣を布いた塔乃橋があり、さらに西へ行った山頂付近には平家が本陣を置いたという本陣跡がある。

倶利伽羅峠の戦い平家本陣跡（富山県小矢部市）

埴生護国八幡宮（倶利伽羅峠の戦い）

なびマスター — Wed, 27 Jan 2016 10:32:59 +0000

埴生護国八幡宮（はにゅうごこくはちまんぐう）は、奈良時代の創建と伝えられる八幡宮。社殿は安土桃山時代から江戸時代初期にかけて作られた建物で、国の重要文化財となっている。

歴史・概略

「治承・寿永の乱（いわゆる源平合戦）」のひとつとして寿永2年（1183年）に起った「倶利伽羅峠の戦い（くりからとうげのたたかい）」においては、打倒平家を狙う源氏の大将のひとりである木曽義仲（きそ・よしなか）がこの社に戦勝を祈願し、平家の大軍に勝利したとされる。
以来、武田信玄や佐々成政、豊臣秀吉など、戦国武将たちから熱い信仰を集めた。

倶利伽羅峠の戦い平家本陣跡（富山県小矢部市）

この戦いに勝利を収めた義仲は、勢いに乗って軍を西に進め、都から平氏一族を追い出して入京を果たした。

平家都落ちの際、平家一門によって焼き払われた西八条第跡（京都府京都市）

木曽義仲に関わるおもな出来事
1154年　源義賢の次男として生まれる
1155年　「大蔵合戦」で源義朝により父・義賢が討たれる
1180年　以仁王が平家追討の令旨を出す
1180年　挙兵
1180年　市原合戦
1181年　横田河原の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1183年　入京
1184年　宇治川の戦い
1184年　粟津の戦いで討死

義仲が挙兵した旗挙八幡宮（長野県木曽郡木曽町）

「源平の合戦」のおもな戦闘
1180年　宇治平等院の戦い
1180年　富士川の戦い
1183年　倶利伽羅峠の戦い
1184年　一ノ谷の戦い
1185年　屋島の戦い
1185年　壇ノ浦の戦い

富士川の戦い（平家越）（静岡県富士市）

木曽義仲伝 -信濃・北陸と源平合戦の史跡-

パレード

見どころ・おすすめ

「倶利伽羅峠の戦い」は、この西側にある石川県と富山県の県界の山一帯で行われ、戦いの史跡がいくつかあるのでまとめて回るといい。

巴塚・葵塚（富山県小矢部市）