国分寺 | 場所と地図 – 歴史のあと

東大寺

なびマスター — Sun, 24 Jan 2016 03:25:27 +0000

奈良県奈良市にある華厳宗の大本山。一般には「奈良の大仏」として知られる。

歴史・概略

神亀5年（728年）、聖武天皇（しょうむてんのう）が夭逝した基親王（もといしんのう）の菩提を弔うため、東大寺の前身となる金鐘山寺を建立したことに始まる。
聖武天皇が「大仏造立の詔」を発した当初、近江の紫香楽宮（しがらきのみや）において大仏造立のための工事が始められた。しかし、都を奈良へと戻したため、大仏の造立も奈良の地で行われることとなった。
講堂や僧坊、東西に並ぶ七重の塔など大仏建立後も次々と造営され、伽藍が整えられていったが、天災や兵火による失火でたびたび焼失した。

紫香楽宮（甲賀寺跡）（滋賀県甲賀市）

その後再建を繰り返し、大仏殿や南大門などの建築物、仏像、絵画などの数多くが国宝、重要文化財に指定されている。
おもな出来事
728年　金鐘山寺を建立
742年　大和金光明寺に改まる
743年　聖武天皇が「盧舎那大仏造立の詔」を発する
752年　「大仏開眼供養会」が行われる
753年　大仏殿が完成
1181年　兵火によって多くの建物を焼失（治承・寿永の乱）
1195年　源頼朝により再建
1567年　兵火によって多くの建物を焼失
1691年　大仏を修理
1709年　大仏殿が完成
1998年　世界遺産に登録

南都焼き討ちにより大仏を焼失させ処刑された平重衡の墓（京都府京都市）

国宝（大仏殿・南大門・二月堂・法華堂など）
重要文化財（中門・念仏堂・三昧堂など）
世界遺産（古都奈良の文化財）

もっと知りたい東大寺の歴史 (アート・ビギナーズ・コレクション)

東京美術

備中国分寺跡

なびマスター — Tue, 06 Feb 2018 00:55:25 +0000

奈良時代頃に建てられた備中国分寺（びっちゅうこくぶんじ）の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

この地は備中国分寺のあった場所で、南門や中門などの礎石が残されている。しかし、国分寺跡地に現在の国分寺が再建されたため、創建当時の詳細は不明である。

国分寺を歩く (日本六十余州全国分寺を完全収録)

イカロス出版

相模国分尼寺跡

なびマスター — Wed, 31 Jan 2018 00:57:16 +0000

奈良時代頃に建てられた相模国分尼寺の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

この地は相模国分尼寺のあった場所で、金堂跡のほか、講堂跡、鐘楼跡などが確認されている。この少し南側には国分寺跡があり、現在は公園として整備されている。

相模国分寺跡（神奈川県海老名市）

国分寺の誕生: 古代日本の国家プロジェクト (歴史文化ライブラリー 430)

吉川弘文館

相模国分寺跡

なびマスター — Thu, 01 Feb 2018 00:24:55 +0000

奈良時代頃に建てられた相模国分寺の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

この地は相模国分寺のあった場所で、現在は公園として整備されている。この少し北側には相模国分尼寺の基壇が確認されている。

相模国分尼寺金堂址碑（神奈川県海老名市）

国分寺の誕生: 古代日本の国家プロジェクト (歴史文化ライブラリー 430)

吉川弘文館

市ヶ原廃寺

なびマスター — Sun, 04 Feb 2018 02:35:11 +0000

静岡県三島市にあった古代の寺院跡。

歴史・概略

祐泉寺で瓦、その西側ではで塔心礎などが発掘されている。寺域は祐泉寺を含め南側にある法華寺のあたりにまで広がり、白鳳末期から天平時代にかけて建立されたとみられる。
この寺はかつて定額寺の寺であった「大興寺」とみられ、承和3年（836年）に伊豆国分尼寺が焼失した後は国分尼寺の後継寺院とされた。

国分寺を歩く (日本六十余州全国分寺を完全収録)

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見どころ・おすすめ

祐泉寺境内に西塔の礎石とされるものが置いてある。
少し西側には伊豆国分尼寺跡の石碑が立てられている。また、さらに西側には伊豆国分寺がある。

伊豆国分寺（静岡県三島市）

伊豆国分寺跡

なびマスター — Mon, 05 Feb 2018 00:17:52 +0000

奈良時代頃に建てられた伊豆国分寺の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

この地は伊豆国分寺のあった場所で、周辺から僧坊跡や講堂跡、金堂跡、中門跡、南門跡などが確認され、本堂裏には塔の礎石が残っている。

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遠江国分寺跡

なびマスター — Tue, 30 Jan 2018 03:29:34 +0000

奈良時代頃に建てられた遠江国分寺の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

現在は公園として整備されており、この北側には国分尼寺とみられる基壇跡が確認されている。

国分寺の誕生: 古代日本の国家プロジェクト (歴史文化ライブラリー 430)

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摂津国分尼寺伝承地（法華寺）

なびマスター — Sat, 03 Feb 2018 01:29:09 +0000

法華寺は大阪にある曹洞宗寺院で、奈良時代頃に建てられた摂津国分尼寺の後継寺院とされる。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

法華寺も一旦は廃絶していたが室町時代に再興、しかし柴島浄水場建設によって現在地に移動した。

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伊勢国分寺跡

なびマスター — Fri, 02 Feb 2018 01:33:10 +0000

奈良時代頃に建てられた伊勢国分寺の跡。

歴史・概略

天平13年（741年）、聖武天皇（しょうむてんのう）の発した「国分寺建立の詔（みことのり）」によって、国分僧寺および国分尼寺がそれぞれ１つずつ各国約60か所に建てられた。しかし、律令制が次第に衰退していく過程で、多くの寺院は財政的援助が受けられず荒廃してしまった。

総国分寺とされる東大寺（奈良県奈良市）

この地は伊勢国分寺のあった場所で、現在は公園として整備されている。

国分寺の誕生: 古代日本の国家プロジェクト (歴史文化ライブラリー 430)

吉川弘文館

紫香楽宮跡（甲賀寺跡）

なびマスター — Sun, 27 Dec 2015 04:34:46 +0000

紫香楽宮（しがらきのみや）は、奈良時代聖武天皇（しょうむてんのう）によって造営された都で、この場所には重要な施設である甲賀寺があったとされている。

歴史・概略

甲賀寺（こうかでら）は、廬舎那仏（るしゃなぶつ）を建立するために建てられた寺で、大仏の芯柱が立てられるなど造営が進んでいた。しかし、その後の平城京遷都によってこの地での大仏建立は中止され、平城京の地で実現することとなった。

平城京大極殿（奈良県奈良市）

ここは甲賀寺跡とされる以前、紫香楽宮跡として指定されていた。しかし東大寺の建物配置と似ていることや、山城国分寺跡と同じ型の瓦が出土していることなどから寺院であったと推定され、甲賀寺もしくは近江国分寺の跡と考えられるようになった。
ただ、実際に大仏の建立を行った東大寺と比較して、規模が小さ過ぎるなどの謎が残っており、今後の解明が待たれる。

東大寺（奈良県奈良市）

山城国分寺跡（恭仁京跡）（京都府木津川市）

平成14年には、北に2キロほど行った宮町遺跡から紫香楽宮中心部と考えられる遺構が見つかり、紫香楽宮に指定された。

紫香楽宮（宮町遺跡）（滋賀県甲賀市）

【日本のおもな首都】

遷都年	みやこ	所在地	遷都時の天皇
593年（崇峻天皇5年）	飛鳥京（あすかきょう）	奈良県	推古天皇
645年（大化元年）	難波京（なにわきょう）	大阪府	孝徳天皇
655年（斉明天皇元年）	飛鳥京（あすかきょう）	奈良県	斉明天皇
667年（天智天皇6年）	大津京（おおつきょう）	滋賀県	天智天皇
672年（天武天皇元年）	飛鳥京（あすかきょう）	奈良県	天武天皇
694年（持統天皇8年）	藤原京（ふじわらきょう）	奈良県	持統天皇
710年（和銅3年）	平城京（へいじょうきょう）	奈良県	文武天皇
740年（天平12年）	恭仁京（くにきょう）	京都府	聖武天皇
744年（天平16年）	難波京（なにわきょう）	大坂府	聖武天皇
745年（天平17年）	紫香楽宮（しがらきのみや）	滋賀県	聖武天皇
745年（天平17年）	平城京（へいじょうきょう）	滋賀県	聖武天皇
784年（延暦3年）	長岡京（ながおかきょう）	京都府	桓武天皇
794年（延暦13年）	平安京（へいあんきょう）	京都府	桓武天皇
1180年（治承4年）	福原京（ふくはらきょう）	兵庫県	安徳天皇
1180年（治承4年）	平安京（へいあんきょう）	京都府	安徳天皇
1869年（慶応4年）	東京（とうきょう）	東京都	明治天皇

難波宮跡（大阪府大阪市）

古代の都: なぜ都は動いたのか (シリーズ古代史をひらく)

岩波書店

見どころ・おすすめ

土壇・礎石－かなり残されているので当時の様子を想像しながら歩くと面白い。
この真北2キロほどのところに紫香楽宮跡（宮町遺跡）がある。ほとんど何も残されていないが寄ってみるといい。