室町時代、北飛騨を支配していた国衆・江馬氏によって築かれたとされる居館跡。
歴史・概略
- 江馬氏は平氏の一族、または鎌倉幕府の執権であった北条氏の一族ともいわれているが、出自はよく分かっていない。戦国時代に入ると次第に勢力を増し、有力な国衆となっていったようである。
- 越後の上杉氏、信濃の武田氏、また南飛騨の姉小路氏などと争い、そのときの情勢に応じて帰属先を変えていたが、天正10年(1582年)、姉小路(三木)自綱に敗れて江馬氏は事実上滅亡した。
見どころ・おすすめ
- 館跡には土塀や門、建物、庭園など中世武家屋敷が忠実に復元、展示されている。
- 江戸時代初期まであった神岡城からも近いので、一緒に回るといい。
史跡情報
地図 |
---|
【場所】 岐阜県飛騨市神岡町殿 【付近の史跡】
[ 西・約0.7km ] 神岡城
|
主な施設 |
復原会所・復原主門・復原庭園・復原土塀 |
利用時間 |
10:00 ~ 16:00 |
定休日 |
12月 ~ 3月 |
料金 |
大人200円 小中学生100円 |
交通 |
【バス】 ・濃飛バス「江馬館前」「旭ヶ丘」バス停 【マイカー】 ・中部縦貫自動車道「高山IC」から約30Km ・駐車場あり |