大阪府堺市にある日本最大の古墳。一般的には仁徳天皇陵と認識されている。
歴史・概略
- 大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)の正式名称は百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)。
- 被葬者は「宋書倭国伝」に記された「倭の五王」のひとりといわれている第16代仁徳天皇(にんとくてんのう)とされている。しかし、古事記や日本書紀、延喜式などの記述や築造年代の矛盾などがあり、特定には至っていない。
- 仁徳天皇は、4世紀から5世紀にかけて実在したと思われる天皇で、大規模な治水事業や課税の停止を行うなど、その治世から聖帝と呼ばれた天皇である。
- 40基ほどの古墳が密集する百舌鳥古墳群のうちのひとつで、2019年に古市古墳群と合わせて世界遺産に指定された。
- 全長約486m、後円部の直径約249m、高さ約35mの日本最大の墳墓でエジプトクフ王のピラミッドと、中国秦の始皇帝陵と合わせて「世界3大墳墓」と呼ばれる。採取されている土器や埴輪などの特徴から、5世紀初めから半ばの築造と考えられる。
史跡情報
地図 |
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【場所】 大阪府堺市堺区大仙町 【付近の史跡】
[ 北・約10km ] 大阪の陣 幸村・家康本陣
[ 北・約10km ] 安居神社(真田幸村最後の地)
[ 北東・約12km ] 真田幸村緒戦勝利之碑(大坂の陣)
[ 北東・約12km ] 高津宮址(仁徳天皇)
[ 北東・約13km ] 真田幸村出丸城跡(心眼寺・大坂の陣)
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主な施設 |
古墳 |
利用時間 |
常時(拝所) |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「三国ヶ丘」「百舌鳥」駅 ・南海「三国ヶ丘」駅 |