室町幕府初期、政権内で起こった内乱「観応の擾乱(かんのうのじょうらん)」における古戦場のひとつ。
歴史・概略
- 足利尊氏による室町幕府樹立からしばらくたった貞和5年(1349年)、政権の運営を巡って尊氏派と直義派(尊氏の弟)の政権分裂を招き、対立が激化するに至った。
- 観応2年(1351年)、直義派の高麗経澄(こまつねずみ)が尊氏側へと寝返り、直義派の拠点となっている鎌倉を目指した。直義派であった難波田城(なんばだじょう)城主・難波田九郎三郎はこれを迎え撃つため出陣、城の約2キロ東にある荒川の西岸羽根倉(はねくら)において交戦した。
結果、難波田勢は敗北、九郎三郎以下多くが討ち死にした。
史跡情報
地図 |
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【場所】 埼玉県志木市宗岡 【付近の史跡】
[ 西・約1.8km ] 難波田城公園
[ 北西・約12km ] 川越城
[ 南西・約14km ] 久米川古戦場跡(元弘の乱)
[ 南西・約14km ] 八国山(久米川の戦い)
[ 西・約16km ] 小手指原古戦場(元弘の乱)
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主な施設 |
案内板のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【バス】 ・国際興業バス「宗岡蓮田」バス停 【マイカー】 ・関越自動車道「所沢IC」から約7Km ・駐車場あり |