平安時代前期の宇多天皇の離宮跡。
歴史・概略
- 宇多天皇(うだてんのう/867年~931年)は、一度皇籍を離れて源定省(みなもと・さだみ)と称したのち、皇籍復帰して即位したという変わった経歴を持つ天皇である。近江の佐々木氏をはじめとした宇多源氏の祖先として知られ、他に菅原道真の重用(この重用が周りの不興を買い大宰府へ左遷されるきっかけになった)、仁和寺の建立などを行っている。
- 淀川は都と西を繋ぐ交通の要衝で、淀川周辺には多くの皇族や貴族たちが別荘を構えたとされており、鳥養院(とりかいいん)もそうした別荘の一つである。
- この石碑が立っている周辺の地名が「御所垣内」であることから、この付近に離宮があったと推定されている。
史跡情報
地図 |
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【場所】 大阪府摂津市鳥飼上 【付近の史跡】
[ 西・約3km ] 和田惟政供養塔(東奈良史跡公園)
[ 西・約3km ] 三宅出羽守国村公碑
[ 西・約3km ] 三宅城跡
[ 西・約4km ] 三宅城跡
[ 西・約4km ] 三宅城跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・大阪モノレール「沢良宜」駅から約4Km 【バス】 ・阪急バス「摂津ふれあいの里」「上鳥飼北」バス停 ・京阪バス「流通センター前」「上鳥飼北」バス停 【マイカー】 ・近畿自動車道「摂津北IC」から約4Km |