平安時代、天皇が譲位後の御所として使用した後院跡。
歴史・概略
- 朱雀院(すざくいん)は平安京の中央を貫く朱雀大路の西側に作られ、現在の三条通りから四条通りにかけての南北4町、東西2町に及ぶ広大な敷地を有しており、後院として平安京最大の規模であった。
- 【源氏物語】桐壺帝の父一院(光源氏の祖父)および朱雀院(光源氏の異母兄)の御所として登場。
- その歴史は平安時代初期の第52代嵯峨天皇が造営したことに始まり、その後第54代仁明天皇が拡充した。後院としては第59代宇多天皇が用いたことが最初とされる。以降醍醐天皇や朱雀天皇など累代の天皇が後院として使用した。
- 天暦4年(950年)、火災により焼失。
- 応和3年(963年)、村上天皇により再建。
見どころ・おすすめ
- この西に同時代の離宮・淳和院跡があるのでそちらも合わせてどうぞ。
- 石碑のみで特に有名な史跡でもないので近くの壬生散策のついでにでも行ったらどうでしょう。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市中京区四条通七本松 【付近の史跡】
[ 東・約0.4km ] 壬生寺
[ 東・約0.5km ] 八木邸(新選組屯所)
[ 東・約0.5km ] 旧前川邸(新選組屯所)
[ 北東・約0.6km ] 奨学院址
[ 西・約0.6km ] 淳和院跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・阪急「西院」「大宮」駅から約0.7Km ・京福電鉄「西院」駅から約0.5Km ・JR「二条」駅から約1Km 【バス】 ・市バス「四条中新道」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約7Km |