花園天皇 十樂院上陵

鎌倉時代後期に在位した花園天皇の陵墓。

歴史・概略

• 花園天皇（はなぞのてんのう）。第95代天皇。富仁（とみひと）。
• 在位：延慶元年（1308年）　～　文保2年（1318年）
• 父：伏見天皇　母：洞院季子（左大臣・洞院実雄の娘）
• 御陵名：十樂院上陵（じゅうらくいんのうえのみささぎ）
• 墳形：円丘

• 皇統が持明院統と大覚寺統の二つに割れ交互に皇位に就いた、いわゆる両統迭立（りょうとうてつりつ）だった時代の天皇。花園天皇は後深草天皇を祖とする持明院統（後の北朝）の天皇にあたる。


持明院仙洞御所跡碑（京都府京都市）

• 延慶元年（1308年）、大覚寺統の後二条天皇の急死によって急遽12歳で即位した。ただ幼帝であったことから父・伏見上皇と兄・後伏見上皇による院政が布かれ、文保2年（1318年）、大覚寺統の後醍醐天皇に譲位した。
• 貞和4年（1348年）、花園御所（離宮萩原殿）において崩御。宝算52。

見どころ・おすすめ

• 知恩院や青蓮院など、京都東山散策のついでにでも立ち寄ってみてはいかがかと。あまり目立たないので、結構気にしていないと見過ごします。

史跡情報