京都・青蓮院塔頭のひとつ金蔵寺の跡。幕末期には坂本龍馬とお龍の結婚式が行われた。
歴史・概略
- 青蓮院(しょうれんいん)は平安時代末期に開かれた天台宗寺院で、最澄が比叡山の中に建立した青蓮坊をルーツとしている。元は三条白川にあったが、鎌倉時代に現在地である粟田口に移った。
- 皇族や公家が住職を務める門跡寺院のひとつで、皇室とのつながりが深い。江戸時代には一時期、後桜町上皇が仮の仙洞御所としている。寺域は今よりも広く、この場所には塔頭のひとつであった金蔵寺があった。
- 元治元年(1864年)、坂本龍馬と楢崎龍が、金蔵寺本堂において祝言を挙げた。お龍の父・楢崎将作が、青蓮院の門主を務めた青蓮院宮(久邇宮朝彦親王)の侍医であったことから、この地が選ばれたのではないかといわれている。
見どころ・おすすめ
- この場所は石碑のみとなっているので、東山あるいは岡崎あたりの散策ついでにでも寄ってみればよいかと。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市東山区五軒町 【付近の史跡】
[ 南西・約0.1km ] 明智光秀首塚
[ 東・約0.3km ] 花園天皇 十樂院上陵
[ 北西・約0.4km ] 延勝寺跡
[ 北・約0.5km ] 成勝寺跡
[ 北・約0.5km ] 延勝寺跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「東山」駅から約0.1Km ・京阪「三条」駅から約0.8Km 【バス】 ・市バス「神宮道」バス停 ・京阪バス「神宮道」バス停 ・京都バス「東山三条」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都東IC」から約5Km |