大阪府茨木市にある古墳。
飛鳥時代の有力者であった藤原鎌足の墓であるとされる。
歴史・概略
- 藤原鎌足(ふじわら・かまたり)は、摂津安威(大阪府茨木市)に葬られた後に大和多武峯(とうのみね)に改葬されたとの説から、江戸時代頃からこの古墳があてられ、祠を建てるなど藤原氏の一族より手厚い保護を受けていた。
大織冠神社の大織冠(だいしょくかん)とは、飛鳥時代の最上位の冠位で鎌足のみに与えられたとされる。 - 昭和9年(1934年)、北東2キロほどの場所に阿武山古墳が発見された。発掘調査により、そこから鎌足がもらったであろう織冠と思われる冠が出土、さらには一緒に見つかった人骨の様子などの調査も進み、今ではそちらが鎌足の墓とする説が有力である。
見どころ・おすすめ
- 鎌足の本当の墓とされる阿武山古墳は、ここからさほど遠くないので一緒に回れる。
史跡情報
地図 |
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【場所】 阪府茨木市西安威 【付近の史跡】 [ 南東・約0.5km ] 糠塚跡(白井河原の戦い) [ 南・約0.8km ] 白井河原合戦跡 [ 南・約1.4km ] 馬塚(白井河原の戦い) [ 南東・約1.5km ] 和田惟政供養塔(白井河原の戦い) [ 南西・約1.6km ] 郡山城跡 |
主な施設 |
石室 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【バス】 ・阪急バス「追手門学院前」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「茨木IC」から約2Km |