石川県七尾市にある戦国時代の山城。
ほかに松尾城、末尾城とも。
歴史・概略
- 室町時代の能登国守護畠山満慶(はたけやま・みつのり)によって砦が築かれたのが始まりとされ、その後規模が拡張され居城となった。
- 天正4年(1576年)、畠山氏の内紛を好機と見て上杉謙信が越中および能登へと侵攻、城は包囲され支城は次々と落とされていく中、これをなんとか耐え凌ぎ、謙信は一旦兵を引いた。
- しかし再び謙信は城を取り囲み、七尾城は戦力を集結して籠城戦を展開したが城内では疫病が蔓延、最後は調略によって開城した。
- 謙信が没すると能登は織田領となり、天正9年(1581年)、前田利家が城主となった。その後拠点を平地の小丸山城に移し七尾城は廃城となった。
- 築城:正長年間(1428年~1429年)
- 廃城:天正17年(1589年)
- 築城主:畠山満慶
- 構造:連郭式・山城
- 主な城主:畠山氏・上杉氏・前田氏
- 日本100名城
史跡情報
地図 |
---|
【場所】 石川県七尾市古府町 |
主な施設 |
本丸跡・二の丸跡・三の丸跡 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【マイカー】 ・能越自動車道「七尾IC」から約7Km ・駐車場あり |