京都府と大阪府の間にある古代より使用された港湾施設跡。
歴史・概略
- 山崎津(やまざきのつ)は、瀬戸内海に流れ込む淀川北岸にあった港湾施設で、延暦3年(784年)の長岡京遷都の際に造営されたとみられる。
- 長岡京に都が置かれたのはわずか10年とごく短期間ではあったが、平安京遷都後も都と西方とを陸路と水路とで結ぶ重要な中継地点としての機能を担った。
見どころ・おすすめ
- 周辺からは船着き場や土器や瓦などが発掘されているが、目に見える遺構の展示などはない。ただ、船溜まりなどの遺構が出たマンション前に山崎津跡について解説した案内板が立てられている。
- 山崎の地は天然の要害で古くより戦乱が起こってきたため、周辺には「山崎の合戦」や「禁門の変」などに関連した史跡が点在している。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府乙訓郡大山崎町大山崎尻江 【付近の史跡】
[ 北・約0.3km ] 大山崎の東黒門跡(山崎の合戦)
[ 西・約0.5km ] 山崎合戦之地(旗立松)
[ 西・約0.6km ] 十七烈士の墓(禁門の変)
[ 西・約0.6km ] 宝積寺(山崎の戦い・禁門の変)
[ 南西・約0.8km ] 離宮八幡宮
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主な施設 |
案内板のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・阪急「大山崎」駅から約0.8Km ・JR「山崎」駅から約1Km 【バス】 ・阪急バス「山崎聖天前」「高橋」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「大山崎IC」から約1.5Km |