京都府大山崎町にある神社で、武家からの信仰が厚い八幡大神を祀る。
歴史・概略
- 清和天皇(せいわてんのう)の勅命により、石清水八幡宮を建立したことが始まりとされる。その後、河陽宮(かやのみや)という嵯峨天皇(さがてんのう)が置いた離宮跡であることから、離宮八幡宮との名がついた。
- 貞観年間(859年~877年)には、神官によって搾油器が発明され、荏胡麻油(えごまあぶら)の製造が開始されていった。その後、八幡宮は荏胡麻油の独占的な販売権を有し、油座として大いに栄えたという。境内には、日本最初の精油が開始された地として発祥地を示す碑が建つ。
- 元治元年(1864年)に起った「禁門の変」の際、長州藩が屯所を置いていたため、幕府側の攻撃を受け建物の多くが消失してしまった。
見どころ・おすすめ
- 河陽宮故址碑-嵯峨天皇の離宮「河陽宮」跡碑。
- 本邦製油発祥地碑・油祖像-えごま油の製造がこの場所で開始されたことを示す碑。
- 宝塔礎石-かつて境内に建てられていた宝塔の礎石。「禁門の変」において焼失したとされる。
- かしき石-奈良時代頃の礎石とみられ、山崎にあった古代寺院の礎石とされるが詳細は不明。礎石はその後加工され、手水鉢として再利用されていた。
- この周辺は「山崎の合戦」や「禁門の変」において戦場となったことから、いくつもの史跡が点在する。割と広範囲であるがまとめて回るのがおすすめ。
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平安時代初期、京都山崎に建てられた神社日本で最初に油の搾油を始め、油の製造販売の独占権を得て繁栄してきた歴史を持つ#歴史#禁門の変
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府乙訓郡大山崎町大山崎 【付近の史跡】
[ 北・約0.4km ] 宝積寺(山崎の戦い・禁門の変)
[ 北東・約0.8km ] 山崎津跡
[ 北・約0.8km ] 山崎合戦之地(旗立松)
[ 北・約0.9km ] 十七烈士の墓(禁門の変)
[ 南西・約1km ] 水無瀬神宮(後鳥羽天皇宮跡)
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主な施設 |
離宮八幡宮・河陽宮故址碑・本邦製油発祥地碑・油祖像・宝塔礎石・かしき石 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「山崎」駅から約0.1Km ・阪急電車「大山崎」駅から約0.2Km 【バス】 ・京阪バス「JR山崎」バス停 ・阪急バス「JR山崎」バス停 【マイカー】 ・名神高速「大山崎IC」から約2Km |