京都の豪商・茶屋四郎次郎の屋敷跡。
歴史・概略
- 朱印船貿易や大堰川、高瀬川の舟運を行った角倉家、大判の鋳造を行った後藤四郎兵衛家などとともに「京の三長者」の一角をなし、当主は代々茶屋四郎次郎(ちゃや・しろうじろう)を名乗った。
- 初代清延は「本能寺の変」の際、大阪にいた徳川家康にいち早く報せをやり大阪脱出を助け、徳川家の呉服御用を引き受けるなどした。三代の清次は朱印船貿易などで巨万の富を得ているが、後の鎖国政策により特権は失われた。
- 元は蛸薬師に屋敷を構えていたが、宝永5年(1708年)の大火によりこの地に居を移している。
- 石碑南側の茶屋町の地名は、この屋敷によるものである。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市上京区鷹司町 【付近の史跡】
[ 南東・約0.2km ] 京都守護職屋敷跡(松平容保)
[ 東・約0.3km ] 清和院・土御門内裏跡
[ 東・約0.4km ] 水戸藩邸跡(京都)
[ 北西・約0.4km ] 応仁の乱洛中合戦勃発地・聚楽城 加藤清正邸・源頼光 一条邸・福岡藩邸・近衛邸跡
[ 南東・約0.4km ] 旧二條城跡(足利義昭御所)
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「丸太町」駅から約1Km 【バス】 ・市バス「堀川下長者町」「堀川中立売」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「京都南IC」から約8Km |