江戸時代の京都の豪商・茶屋四郎次郎の屋敷跡。
歴史・概略
- 茶屋家は、朱印船貿易や大堰川や高瀬川の舟運を行った角倉家、大判の鋳造を行った後藤四郎兵衛家とともに「京の三長者」のひとつに数えられ、当主は代々茶屋四郎次郎(ちゃや・しろうじろう)を名乗った。
- 室町時代後期、中島明延が武士をやめ、京で呉服商を開いたことが始まりとされる。茶屋の屋号は、将軍足利義輝が屋敷によく茶を飲みに立ち寄ったことに因んで付けられたという。
- その後、明延の子・清延が徳川家康に近づき、呉服御用を引き受け商人としての地盤を作った。この清延が茶屋初代とされる。さらに三代清次の代には朱印船貿易の権利を得て、巨万の富を築いた。
- この屋敷は清延の三男・新四郎長吉(尾張藩で尾張茶屋家を創設、藩の御用商人となった人物)が受け継いだ。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市中京区百足屋町 【付近の史跡】
[ 北西・約0.3km ] 茶人珠光・織田信雄・加藤清正・紀州藩邸古蹟
[ 西・約0.3km ] 本能寺跡(織田信長最後の地)
[ 北東・約0.3km ] 三条烏丸御所跡
[ 南東・約0.4km ] 八橋検校 道場の跡
[ 南・約0.4km ] 本居宣長先生修学之地
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主な施設 |
案内板のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・市営地下鉄「四条」駅から約0.4Km ・阪急電車「烏丸」駅から約0.4Km 【バス】 ・市バス「四条西洞院」「四条烏丸」「烏丸三条」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「京都南IC」から約7Km |