江戸幕府初期、京都所司代を務めた板倉勝重・重宗父子の屋敷跡。
歴史・概略
- 板倉勝重(いたくら・かつしげ)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて徳川家康に仕えた旗本で、その後大名にまでなった。
- 「関ケ原の戦い」の後、勝重が所司代に任ぜられて以降、二代に渡っておよそ50年もの間、所司代を務めた。ここは京都所司代の隣接地で、この西側には京都所司代跡を示す石碑が立っている。
- 京都所司代とは江戸幕府の行政機関のひとつで、朝廷および西日本の大名たちの監視や京都の治安維持にあたった。特に「大阪の陣」で豊臣氏が滅亡するまでの間は、大阪城には豊臣秀吉の子・秀頼が健在であり、大坂方の監視は重要な任務であった。
- 京都二条城の周辺は、所司代のほかにも譜代大名屋敷や奉行所などが建てられ、幕府の京都行政の中心ともいえる場所であった。
見どころ・おすすめ
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市上京区堀川通竹屋町 【付近の史跡】
[ 南西・約0.1km ] 冷然院跡
[ 北西・約0.2km ] 京都所司代跡
[ 北東・約0.2km ] 高陽院邸跡
[ 北西・約0.2km ] 所司代屋敷址(京都)
[ 南・約0.3km ] 橋本左内寓居跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「二条城前」駅から約0.5Km ・JR「二条」駅から約1.5Km 【バス】 ・市バス「堀川丸太町」「二条城前」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「京都南IC」から約7Km |