平安時代初期の仁明天皇の御陵。
歴史・概略
- 仁明天皇(にんみょうてんのう)は、平安時代前期に即位した第54代天皇。嵯峨天皇を父に持ち、叔父にあたる淳和天皇より皇位を譲られ天皇に即位した。当初、淳和天皇の皇子を皇太子としていたが、「承和の変」によりこれを廃し、自身の第一皇子であった道康親王(文徳天皇)を皇太子につけている。
- 陵墓の形状は方形。しかし、これは文久(1861年~1864年)に行われた陵墓の修復の際に作られたもので、根拠が乏しいとされる。本来の陵墓はこの少し北側にある善福寺付近にあったのではないかと推定されている。
- <年表>
弘仁元年(810年) 誕生(父・嵯峨天皇/母・橘嘉智子)
天長10年(833年) 践祚(淳和天皇より譲位)
天長10年(833年) 即位
嘉祥3年(850年) 退位(文徳天皇に譲位)
嘉祥3年(850年) 崩御
見どころ・おすすめ
- 後深草天皇から後陽成天皇まで鎌倉時代から江戸時代にかけての歴代12代の天皇陵・深草北陵(深草十二帝陵)が近い。
史跡情報
地図 |
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場所:京都府京都市伏見区深草東伊達町 |
主な施設 |
仁明天皇陵 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・京阪電車「藤森」駅から約1.2Km ・JR「JR藤森」駅から約1.2Km 【バス】 ・京阪バス「深草谷口町」バス停 ・市バス「西久宝寺町」「僧坊町」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約4Km |