幕末の尊王攘夷派の志士・吉村寅太郎が京都で身を寄せた場所。
歴史・概略
- 吉村寅太郎(よしむら・とらたろう)は天保8年(1837年)、土佐藩の庄屋の家に生まれた。土佐藩郷士の剣術家である武市半平太(たけち・はんぺいた)とも親交を深め、尊王攘夷思想に目覚めて武市らが土佐勤王党を結成するとこれに加盟する。その後、寺田屋騒動で薩摩藩によって捕縛され、土佐で投獄された。
- 文久3年(1863年)、釈放された吉村は再び京へ上った。その後、公卿の中山忠光を立て天誅組を結成、大和で挙兵した。しかし、挙兵した直後「八月十八日の政変」によって尊王攘夷派の状況が一変、幕府軍からの攻撃を受けて戦死した。
見どころ・おすすめ
- 石碑がひっそりと立てられているのみ。ただ、この周辺には幕末の史跡が点在し、多くの石碑が立てられているのでまとめて回るのがおすすめ。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市中京区木屋町通三条上る 【付近の史跡】
[ 北西・約0km ] 武市瑞山先生寓居跡
[ 西・約0km ] 対馬宗氏屋敷跡
[ 北・約0km ] 佐久間象山寓居址
[ 南西・約0.1km ] 池田屋騒動之址(新選組)
[ 南東・約0.1km ] 豊臣秀次公一族終焉之地(瑞泉寺)
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・京阪電車「三条」駅から約0.2Km ・地下鉄「三条京阪」「京都市役所前」駅から約0.3Km 【バス】 ・市バス「河原町三条」「三条京阪前」「河原町御池」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「京都東IC」から約7Km |