東京都八王子市にあった城。戦国時代、関東に覇を唱えた後北条氏の城のひとつ。
歴史・概略
後北条氏が関東の覇者となった時代、八王子城はそれまでの滝山城からより防備を固めるため、北条氏康の子・氏照によって天正年間に築城された山城である。名前の由来は八王子権現を祀ったことによる。
- 築城:天正15年(1587年)?
- 廃城:天正18年(1590年)
- 築城主:北条氏照
- 構造:山城
- 主な城主:北条氏照
- 日本100名城
- 豊臣秀吉による「小田原攻め(小田原征伐)」が開始された天正18年(1990年)、上杉景勝、前田利家、真田昌幸ら北国勢は上州より進軍、北条配下の城を次々と落とし八王子城を包囲した。このとき城主の氏照は小田原本城に援軍に出ていたため不在、残った城兵との間で激戦となったが1日で落城した。
- 落城後まもなく北条氏は秀吉に降伏し城主の氏照は主戦派だった兄の北条氏政とともに切腹、八王子城は後に廃城となった。
史跡情報
地図 |
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【場所】 東京都八王子市元八王子町 |
主な施設 |
本丸跡・八王子神社・松木曲輪跡・金子曲輪跡・太鼓曲輪跡・御主殿曲輪跡・ガイダンス施設 |
利用時間 |
【ガイダンス施設】 9:00 ~ 17:00 |
定休日 |
【ガイダンス施設】 年末年始 |
料金 |
無料 |
交通 |
【バス】 ・西東京バス「八王子城跡」「霊園前・八王子城跡入口」バス停 【マイカー】 ・圏央道「八王子西IC」から約5Km ・駐車場あり |