神奈川県小田原市にあった城。江戸時代の小田原藩の藩庁。
歴史・概略
戦国時代、相模に進出してきた大森氏によって築城され、その後、後北条氏の祖となる伊勢盛時(北条早雲)によって奪われた。息子の北条氏綱の代になって以後は北条氏の居城となった。
関東の覇権を巡り上杉謙信や武田信玄などから相次いで侵攻を受けるが、小田原城の堅固な構えを前にこれを防いだ。このことから難攻不落の城とも呼ばれた。
しかし、豊臣秀吉による「小田原攻め(小田原征伐)」の際にはおよそ20万の兵で取り囲まれ、その間に北条氏の支城は次々と落とされていった。そしてついに数か月後には降伏した。
- 築城:応永24年(1417年)
- 廃城:明治4年(1871年)
- 築城主:大森頼春
- 構造:不明
- 主な城主:後北条氏・阿部氏・稲葉氏・大久保氏
- 日本100名城
- 15世紀中頃、大森氏が小田原城を築城
- 明応4年(1495年)、北条早雲が城を奪う(もう少し後とする説もある)
- 永禄4年(1561年)、上杉謙信が小田原城を攻める
- 永禄12年(1569年)、武田信玄が小田原城を攻める
- 天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原攻めで北条氏滅亡
- 明治4年(1871年)、廃城
史跡情報
地図 |
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【場所】 神奈川県小田原市城内 【付近の史跡】
[ 南西・約3km ] 石垣山城跡(小田原征伐)
[ 南西・約3km ] 石橋山古戦場(源平合戦)
[ 南西・約4km ] 与一塚(佐奈田霊社)
[ 南西・約4km ] 文三堂(石橋山の戦い)
[ 南・約11km ] しとどの窟(真鶴)
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主な施設 |
天守閣・常盤木門・銅門・馬出門・歴史見聞館 |
利用時間 |
【天守閣】 9:00 ~ 17:00(6~8月の土日祝は18:00まで) 【歴史見聞館】 9:00 ~ 17:00 |
定休日 |
【天守閣】 12月第2水曜日・12月31日・1月1日 【歴史見聞館】 12月31日・1月1日 |
料金 |
【天守閣】 一般410円 小中学生150円 【歴史見聞館】 一般300円 小中学生100円 (割引あり) |
交通 |
【電車】 ・JR「小田原」駅から約0.4Km ・箱根登山鉄道「小田原」駅から約0.4Km 【マイカー】 ・西湘バイパス「小田原IC」から約1.5Km |