池田屋事件で犠牲となった志士たちの墓所跡。
歴史・概略
- 元治元年6月5日(1864年7月8日)、尊攘派志士たちが潜伏していた宿屋を、京都の治安維持を担う新選組が襲撃した池田屋事件が起こる。この襲撃によって尊攘派の志士・宮部鼎蔵(みやべ・ていぞう)や吉田稔麿(よしだ・としまろ)、北添佶摩(きたぞえ・きつま)、大高又次郎、石川潤次郎、杉山松助、松田重助らが亡くなった。
- 事件のあと、志士たちの遺体は幕府との対立を恐れて、寺の多くが引き取りを拒んだ。そのため、池田屋から近い、三条大橋の東にあった浄土宗法輪山三縁寺に埋葬された。
- 昭和54年(1979年)、京阪電車三条駅の周辺開発の際、寺は墓所ともに岩倉に移転となった。現在は墓所跡を示す石碑だけが残されている。
史跡情報
地図 |
---|
【場所】 京都府京都市東山区大橋町 【付近の史跡】
[ 西・約0.2km ] 駅伝発祥の碑
[ 西・約0.3km ] 豊臣秀次公一族終焉之地(瑞泉寺)
[ 西・約0.3km ] 吉村寅太郎寓居址
[ 西・約0.3km ] 武市瑞山先生寓居跡
[ 西・約0.3km ] お龍・中井弘 寓居跡
|
主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「三条京阪」駅から約0.1Km ・京阪電車「三条」駅から約0.1Km ・阪急電車「河原町」駅から約0.8Km 【バス】 ・市バス「三条京阪前」バス停 ・京都バス「三条京阪前[南詰]」「三条京阪前」バス停 ・京阪バス「三条京阪」バス停 【マイカー】 ・名神高速道路「京都東IC」から約6Km |