幕末の尊王攘夷派の志士・古高俊太郎が薪炭商を営んでいた枡屋があった場所。
歴史・概略
- 古高俊太郎(ふるたか・しゅんたろう)は、大津代官所の手代の子として近江で生まれ、後に京都に移住し尊王攘夷思想に傾倒した人物である。古高はここで枡屋喜右衛門を名乗り、商いをしながら武器の調達や情報取集などを行っていた。
しかし、元治元年6月5日(1864年7月8日)、新選組によって踏み込まれ武器や書類などを押収された。 - 捕縛された古高は過酷な拷問を受け、一橋慶喜・松平容保らの暗殺計画を自白するに至った。そしてこの事件がきっかけとなり、尊王攘夷派と新選組の戦闘(池田屋事件)へと発展していった。
見どころ・おすすめ
- 古高の捕縛によって起こった池田屋事件は、ここから北に500mほどのところにある。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市下京区河原町通四条上る一筋目東入 【付近の史跡】
[ 西・約0.1km ] 中岡慎太郎寓居之地
[ 北東・約0.1km ] 本間精一郎遭難之地
[ 北西・約0.2km ] 坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地
[ 北東・約0.2km ] 日本映画発祥の地
[ 北・約0.2km ] 土佐藩邸跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・阪急電車「河原町」駅から約0.1Km ・京阪電車「祇園四条」駅から約0.2Km 【バス】 ・市バス「四条河原町」駅 【マイカー】 ・名神高速「京都東IC」から約7Km |