かつて有栖川宮邸があった場所。
歴史・概略
- 有栖川宮（ありすがわのみや）は、江戸御時代初期の後陽成天皇の第7皇子・高松宮好仁親王を祖とする宮家のひとつであった。もともとここには凝華洞（ぎょうかどう・御花畑）と呼ばれる屋敷があり、幕末には京都守護職に就任した松平容保（まつだいら・かたもり）が仮の宿舎として使用していた。
- その後京都御所を拡張した際に、御所北東部にあった有栖川宮邸がこの地に移った。ただ、完成から間もなく東京に移ったため、屋敷は裁判所に利用された。
見どころ・おすすめ
- かつて存在していた宮家や公家屋敷の多くは、一部を残してほとんどが撤去されており、今は一年中草花が楽しめる公園として整備されている。
- 京都御苑内は平安時代から幕末に至る屋敷跡が点在し、いたるところに説明書きの駒札が立てられているので、それを巡るだけでもかなり楽しめる。
- 本邸の一部は京都御苑の西側、烏丸通りを挟んだ平安女学院大学に移築されている。
史跡情報
| 地図 |
|---|
【場所】 京都府京都市上京区京都御苑 【付近の史跡】 [ 南西･約0.1km ] 凝華洞跡（京都御苑） [ 西･約0.2km ] 西園寺邸跡（京都御苑） [ 北東･約0.2km ] 学習院跡（京都御苑） [ 西･約0.2km ] 枇杷殿跡（京都御苑） [ 東･約0.3km ] 土御門第跡（京都御苑・藤原道長邸） |
| 主な施設 |
| 案内板のみ |
| 利用時間 |
| 常時 |
| 定休日 |
| 無休 |
| 料金 |
| 無料 |
| 交通 |
| 【電車】 ・地下鉄「丸太町」「今出川」駅 ・京阪電車「神宮丸太町」「出町柳」駅 【バス】 ・市バス「烏丸下長者町」「烏丸下立売」「府立医大病院前」「荒神口」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約9Km ・駐車場あり |