石山本願寺推定地 | 場所と地図 – 歴史のあと

石山本願寺推定地

石山本願寺推定地 寺社
石山本願寺推定地
ジャンル:寺社/古戦場
史跡年代:室町時代 ー 安土桃山時代

大阪城の一角、戦国時代の一大勢力であった浄土真宗(一向宗)総本山である石山本願寺があった場所。

歴史・概略

  • もともとは8世・蓮如(れんにょ)の隠居先として坊舎を建てたことに始まり、それが後に本願寺の総本山となって発展していった。ただ、「石山本願寺」の名は後に付けられた名称で、戦国当初は「大坂本願寺」や「大阪城」などと呼ばれていたようである。
  • 織田信長の時代には、信長から石山本願寺の明け渡しを要求され、それに反発した門徒との間に石山合戦が始まった。門徒と信長との争いは約10年に渡って続いたが、最後には講和を受け入れ退去することとなった。
  • その跡地には信長の死後に政権を握った豊臣秀吉により大阪城が建てられ、さらには徳川時代にも大規模な土木工事が行われたことにより石山本願寺時代の遺構は失われてしまった。そのため正確な位置は分かっていないが大阪城公園内のどこかにあったと考えられている。
  • おもな出来事
    1496年 蓮如の隠居先として大阪に坊舎を建てる
    1532年 山科本願寺焼き討ちにより石山本願寺が本山となる
    1570年 織田信長との間に石山合戦が起こる
    1580年 石山合戦が終結し、石山本願寺を明け渡す
    1583年 石山本願寺跡地に豊臣秀吉が大阪城を築城

見どころ・おすすめ

  • ここを目指すというよりは、大阪城の中をいろいろ巡る中で見るものといった感じだろう。ただ、あまり目立たないので、見て回るつもりをしておかないと見落とすと思う。
  • 大阪城の見どころについては大阪城を参照。

史跡情報

地図
【場所】
大阪府大阪市中央区大阪城
【付近の史跡】
[ 北東・約0.4km ] 大阪城公園
[ 南・約0.4km ] 難波宮内裏東方遺跡
[ 南東・約0.5km ] 難波宮跡東辺
[ 南・約0.5km ] 難波宮跡公園
主な施設
石碑のみ
利用時間
常時
定休日
無休
料金
無料
交通
【電車】
・JR「大阪城公園」「森ノ宮」駅
・大阪地下鉄「森ノ宮」「谷町四丁目」「大阪ビジネスパーク」「天満橋」駅

【マイカー】
・駐車場あり
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