滋賀県の近江八幡市にあった戦国時代の山城。
織田信長最後の居城として知られる。
歴史・概略
- 築城:天正4年(1576年)
- 廃城:天正13年(1585年)
- 築城主:織田信長
- 構造:山城
- 主な城主:織田信長
- 日本100名城
- 天正4年(1576年)、それまで信長が居城とした岐阜城よりも京都に近い近江の安土山に築城、これまでとは違う見せるための豪華絢爛な城であった。
この後、家督ならびに美濃・尾張を嫡男の織田信忠に譲っている。 - 天正7年(1579年)、5重6階地下1階の天主が完成し信長が移り住む。
- 天正10年(1582年)、「本能寺の変」によって信長は殺害され、安土城は明智軍に占拠された。しかし、その後発生した「山崎の合戦」の明智軍の敗戦によって城から退却、その時の混乱で本丸、天守など焼失した。
完成からわずか数年で地上から消え去ってしまったため、今でも全容が解明されていない。 - 天正13年(1585年)、豊臣秀次が八幡山城を築城した際に廃城となったと伝わる。
信長最後の地となった本能寺跡(京都府京都市) 光秀が秀吉に敗戦した山崎合戦古戦場碑(京都府乙訓郡大山崎町)
見どころ・おすすめ
- 天主台-当時の礎石がそのまま残されている。
- 石垣-かつては総石垣の城であり今も多くの石垣が残る。
- 武家屋敷跡-羽柴秀吉や徳川家康、前田利家などの屋敷跡が数多く残る。
- 摠見寺-信長が安土城内に建立した寺院。
史跡情報
地図 |
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【場所】
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦 |
主な施設 |
本丸跡・天守跡・織田信忠邸跡・徳川家康邸跡・羽柴秀吉邸跡・前田利家邸跡 |
利用時間 |
9:00 ~ 16:00 |
定休日 |
無休 |
料金 |
大人700円・小人200円 |
交通 |
【電車】 ・JR「安土」駅から約1.5Km 【バス】 ・近江八幡コミュニティバス「安土の辻」バス停 【マイカー】 ・名神高速「八日市IC」から約13Km ・駐車場あり |