愛知県小牧山にあった戦国時代の城。
かつて織田信長が居城とし、「小牧・長久手の戦い」で徳川家康が拠点としたことで知られる。
歴史・概略
「桶狭間の戦い」で今川義元を討ち取った信長は、隣接する三河の徳川家康と同盟を結び美濃攻略を進めた。信長は居城としていた清州城からより美濃に近い小牧山に築城を開始、築城後は居城を移し美濃攻略の拠点とした。
しかし、永禄10年(1567年)に斎藤氏を下し美濃攻略を果たすと、信長は稲葉山城(岐阜城)に再び居城を移し小牧山城はわずか4年で廃城となった。 信長が居城としていた清州城(愛知県清須市)
- 築城:永禄6年(1563年)
- 廃城:永禄10年(1567年)
- 築城主:織田信長
- 構造:平山城
- 主な城主:織田信長
- 天正12年(1584年)に起った「小牧・長久手の戦い」では、小牧山の重要性に目をつけた徳川家康がここに陣を敷いた。家康は土塁や堀など大規模に整備、家康の拠点として敵対する羽柴秀吉を苦しめ、家康の一方的な敗北とはならずに終結した。
見どころ・おすすめ
- 小牧市歴史館-小牧山城や「小牧・長久手の戦い」に関する歴史展示館。展望台からは濃尾平野を一望。
- 石垣-土から石垣へと移行する初期の石垣。
史跡情報
地図 |
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【場所】
愛知県小牧市堀の内 |
主な施設 |
小牧市歴史館・曲輪跡・土塁跡 |
利用時間 |
小牧市歴史館 9:00 ~ 16:30 |
定休日 |
小牧市歴史館 第3木曜日・年末年始 |
料金 |
小牧市歴史館 大人100円・小中学生30円 |
交通 |
【電車】 ・名鉄「小牧」駅から約1.2Km 【バス】 ・名鉄バス「小牧市役所前」バス停 【マイカー】 ・名神高速「小牧IC」から約1.5Km ・駐車場あり |