平安時代後期に使用された白河上皇の院御所跡。
歴史・概略
- 白河天皇(しらかわてんのう)は平安時代後期、まだ幼い堀河天皇、鳥羽天皇を即位させ、自身は白河院と称し後見として政務に携わる院政を始めた天皇。院政はそれまでの摂関政治に代わる政治システムとして、鎌倉時代が始まるまでのおよそ100年間続いている。
- 寛治4年(1090年)頃、白河天皇が建立した法勝寺(ほっしょうじ)別当・覚円の僧房を御所としたことに始まる。白河泉殿または白河御所などと呼ばれた。
- 永久3年(1115年)、白河泉殿を改築。
- 元永元年(1118年)、北側に新たな御所を造営。新たに建てられた御所を北殿、元の御所を南殿や本御所などと呼ばれ、上皇は二つの御所を行き来しながら政務を執り行った。
見どころ・おすすめ
- 岡崎周辺には六勝寺跡や御所跡など、平安時代の院政期の史跡が集中しているのでまとめて回れる。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市左京区聖護院蓮華蔵町 【付近の史跡】
[ 東・約0.1km ] 得長寿院跡
[ 西・約0.2km ] 白河南殿跡
[ 北西・約0.2km ] 白河北殿跡
[ 北東・約0.3km ] 八ッ橋発祥之地(京都熊野神社)
[ 東・約0.3km ] 尊勝寺跡
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・京阪電車「神宮丸太町」駅から約0.7Km ・地下鉄「三条京阪」駅から約1Km 【バス】 ・市バス「東山二条・岡崎公園口」「熊野神社前」バス停 ・京都バス「東山二条・岡崎公園口」「熊野神社前」バス停 ・京阪バス「東山二条」「熊野神社前」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都東IC」から約7Km |