静岡県掛川市にあった戦国時代の山城。
鶴舞城とも呼ばれる。
歴史・概略
- 築城年代、築城者は不明であるが、16世紀初頭に今川氏によって築かれたとされる。それ以前にも砦のようなものが築かれていたともされるが詳細は不明。
その後桶狭間で今川義元が織田信長に討たれると今川氏は没落、旧今川領は徳川氏と武田氏のものとなり高天神城は徳川氏に属した。 - 武田氏と徳川氏が敵対関係となった後の天正2年(1574年)、武田勝頼が高天神城を落城させ武田氏のものとした。
- 天正9年(1581年)、再び徳川氏が奪い返す。
この戦いでは、最後まで武田の援軍を得られず城を預かっていた岡部元信はじめ主だった武将が討死した。結果高天神城を見殺しにした勝頼の信頼は低下、家臣が離れその後の滅亡に繋がったともいわれる。この戦いののち城は廃城となった。
- 築城:16世紀初頭?
- 廃城:天正9年(1581年)
- 築城主:今川氏?
- 構造:連郭式・山城
- 主な城主:福島氏?・小笠原氏・岡部氏
史跡情報
地図 |
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【場所】 静岡県掛川市上土方嶺向 【付近の史跡】
[ 北・約9km ] 掛川城
[ 西・約13km ] 木原畷古戦場(三方ヶ原の戦い前哨戦・許禰神社)
[ 西・約17km ] 遠江国分寺跡
[ 西・約18km ] 一言坂の戦跡(三方ヶ原の戦い前哨戦)
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主な施設 |
曲輪・土塁 |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【バス】 ・しずてつジャストライン「土方」バス停 【マイカー】 ・東名高速道路「掛川IC」から約10Km ・駐車場あり |