広島県広島市にある城。江戸時代の広島藩藩庁、浅野氏の居城。
歴史・概略
- 築城:天正17年(1589年)
- 廃城:明治7年(1874年)
- 築城主:毛利輝元
- 構造:輪郭式・平城
- 主な城主:毛利氏・福島氏・浅野氏
- 日本100名城
- 戦国時代の終わり、織田信長の政権を引き継いだ豊臣秀吉のもと、世の中は少しずつ落ち着きを取り戻していた。そのような状況の中、中国地方のほとんどを治める毛利輝元が、新たな居城として天正17年(1589年)に築城を開始、慶長4年(1599年)に完成した。
- しかし、城の完成から間もない慶長5年(1600年)、「関ケ原の戦い」が勃発し敗者となった毛利氏は戦後処理によって広島城が没収されてしまう。後には戦功のあった福島正則(ふくしま・まさのり)が入ったが、後に城を改修したことを咎められ移封、その後入った浅野長晟(あさの・ながあきら)以降は浅野氏が藩主を務めた。
- ちなみに広島城は別名「鯉城(りじょう)」とも言い、広島の野球チームである東洋カープの名の由来ともなっている。
史跡情報
地図 |
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【場所】 広島県広島市中区基町 【付近の史跡】
[ 南西・約0.9km ] 原爆ドーム
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主な施設 |
天守閣・二の丸跡・南小天守跡・東小天守跡・旧天守閣の礎石・裏御門跡・中御門跡・表御門・御門橋・平櫓・多聞櫓・太鼓櫓 |
利用時間 |
【天守閣】 3月~11月 9:00 ~ 18:00 12月~2月 9:00 ~ 17:00 【二ノ丸】 4月~9月 9:00 ~ 17:30 10月~3月 9:00 ~ 16:30 |
定休日 |
年末 |
料金 |
【天守閣】 大人370円・シニア(65歳以上)180円・高校生180円 |
交通 |
【電車】 ・アストラムライン「県庁前」駅から約0.5Km ・市内電車「紙屋町東」「紙屋町西」駅から約0.6Km ・JR「新白鳥」駅から約1Km 【バス】 ・中国ジェイアールバス「市民病院前」バス停 ・広島バス「市民病院前」バス停 【マイカー】 ・駐車場あり |