幕末の薩摩藩家老であった小松帯刀の寓居跡。「薩長同盟締結の地」とされる。
歴史・概略
- 碑文
「小松帯刀寓居跡」
「近衛家別邸 御花畑御屋敷跡」
「薩長同盟所縁之地」 - ここには五摂家のひとつ近衛家の別邸である御花畑屋敷があり、幕末期薩摩藩の家老・小松帯刀(こまつ・たてわき)がここを住まいとしていた。
- 小松帯刀寓居は、これまで堀川一条の西側付近とされ、石碑も立てられていたが新たな資料の発見により、この場所であったことが確認、新たな石碑が建てられた。
- 慶応2年1月21日(1866年3月7日)、「禁門の変」以来関係の悪化していた長州藩と薩摩藩が薩長同盟を締結。同盟は土佐の浪人坂本龍馬らの仲介によって、長州藩・桂小五郎と薩摩藩・西郷隆盛らの間で当屋敷内において結ばれたという。
- 慶応3年5月21日(1867年6月23日)、中岡慎太郎の仲介を受け、乾退助(後の板垣退助)ら土佐藩と、西郷吉之助(後の西郷隆盛)ら薩摩藩との間で、薩土密約(倒幕の際には土佐藩兵を率いて薩摩藩に合流する密約)が交わされた。
見どころ・おすすめ
- この周辺は「応仁の乱」の関連史跡が多いので、それらを回るついでにでも行けばよいかと。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市上京区森之木町 【付近の史跡】
[ 東・約0.3km ] 応仁の乱勃発地(御霊神社)
[ 南西・約0.6km ] 持明院仙洞御所跡
[ 南西・約0.6km ] 百々橋の礎石(応仁の乱)
[ 南・約0.6km ] 花の御所石敷き(幕府将軍室町第)
[ 西・約0.7km ] 小野篁・紫式部の墓
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主な施設 |
石碑のみ |
利用時間 |
常時 |
定休日 |
無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・地下鉄「鞍馬口」駅から約0.1Km 【バス】 ・京都バス「烏丸鞍馬口」バス停 ・市バス「下総町」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都南IC」から約11Km |