京都府京都市にある鞍馬弘教の総本山。源義経ゆかりの寺として知られる。
歴史・概略
- 宝亀元年(770年)、鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟・鑑禎上人(がんていしょうにん)が毘沙門天を安置したことに始まったとされ、『鞍馬天狗』と源義経が修行をした寺として知られる。
- 牛若丸(義経)が生まれて間もない平治元年12月(1160年)、「保元の乱」後の待遇を巡って対立した平氏の頭領・平清盛と源氏の頭領・源義朝の間に「平治の乱」が起こる。戦いに敗れた義朝は逃げる途中で殺害され、頼朝や牛若丸など兄弟の命は助かったものの、頼朝は伊豆に流されるなど一族はバラバラになった。やがて7歳になった牛若丸は鞍馬寺へ預けられ10年近くを過ごすが、僧になることを拒否して鞍馬寺を飛び出し、奥州の藤原氏を頼って平泉へと下った。
見どころ・おすすめ
- 霊宝殿-寺の宝物の展示。
- 東光坊跡-義経が住んでいた場所と伝わる。
- 息つぎの水-義経が修行の際、水を飲んだ場所と伝わる。
- 背比べ石-奥州に向かう牛若丸が背比べをした石と伝わる。
史跡情報
地図 |
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【場所】 京都府京都市左京区鞍馬本町 【付近の史跡】
[ 南東・約8km ] 千種忠顕戦死之地
[ 南西・約8km ] 御土居(大宮土居町・豊臣秀吉)
[ 南東・約8km ] 水飲対陣之跡(延元の乱)
[ 南西・約8km ] 牛若丸誕生井・胞衣塚
[ 南西・約8km ] 源義経産湯井ノ遺跡
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主な施設 |
仁王門・由岐神社・多宝塔・転法輪堂・寝殿・本殿金堂・本坊・霊宝殿(鞍馬山博物館)・大杉権現社・不動堂・義経堂・魔王殿・ケーブルカー |
利用時間 |
9:00 ~ 16:30 【霊宝殿】 9:00 ~ 16:00 |
定休日 |
【霊宝殿】 月曜日・12月12日~2月末日 |
料金 |
【愛山費】 300円 【霊宝殿】 大人200円 中学生以下100円 【ケーブルカー】 片道100円 |
交通 |
【電車】 ・叡山電鉄「鞍馬」駅から約0.2Km 【バス】 ・市バス「鞍馬」バス停 【マイカー】 ・名神高速「京都東IC」から約20Km |