埼玉県行田市にあった江戸時代の忍藩藩庁がおかれた城。
歴史・概略
豊臣秀吉による「小田原攻め(小田原征伐)」の際には、城代として城を預かっていた成田長親(なりた・ながちか)が、石田三成を総大将とする約10倍の兵力に対して籠城戦を展開した。三成は城がなかなか落ちない状況を変えるべく大掛かりな水攻めを実行したがそれにも失敗、結局先に小田原本城が落城するまで落城することはなかった。
このことを扱った小説『のぼうの城』(和田竜著)のヒットにより一躍脚光を浴びることとなった。
- 読み:おしじょう
- 築城:文明10年(1478年)頃
- 廃城:明治4年(1871年)
- 築城主:成田正等・顕泰
- 構造:平城
- 主な城主:成田氏・松平氏
- 関東七名城
- 文明10年(1478年)頃、成田正等、顕泰により築城
- 天正18年(1590年)、小田原攻めにより開城
- 文禄元年(1592年)、松平忠吉入城
- 寛永10年(1633年)、松平信綱入城
- 寛永16年(1639年)、阿部忠秋入城
- 文政6年(1823年)、松平忠堯入城
- 明治4年(1871年)、廃城
史跡情報
地図 |
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【場所】 埼玉県行田市本丸 【付近の史跡】
[ 北東・約14km ] 館林城跡
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主な施設 |
御三階櫓・行田市郷土博物館 |
利用時間 |
9:00 ~ 16:30 |
定休日 |
・月曜日(祝日休日は開館) ・祝日の翌日(土日は開館) ・毎月第4金曜日(テーマ展企画展開催中は開館) ・年末年始 |
料金 |
大人200円・高大生100円・小中学生50円 |
交通 |
【電車】 ・秩父鉄道「行田市」「持田」駅 【バス】 ・あさひバス「忍城」バス停 ・市内循環バス「忍城址郷土博物館前」バス停 【マイカー】 ・駐車場あり |