大阪府高槻市にあった城。江戸時代の高槻藩藩庁。
戦国時代、キリシタン大名である高山右近が城主を務めたことで知られる。
歴史・概略
平安時代中期(990年頃)、近藤忠範が築城したのが始まりとされる。戦国時代末期には織田信長の勢力下となって和田惟政(わだ・これまさ)が入城した。しかし、荒木村重の蜂起によって惟政が討ち取られ、後々高山右近が城主を務めたことで知られる。
高山友照・右近父子はキリスト教の洗礼を受けたいわゆるキリシタン大名であり、領民への布教や教会の建設などを行った。
- 築城:平安時代中期(990年)頃?
- 廃城:明治7年(1874年)
- 築城主:近藤忠範?
- 構造:不明
- 主な城主:入江氏・和田氏・高山氏・内藤氏・永井氏
- 平安時代中期(990年頃)、近藤忠範により築城か。
- 永禄12年(1569年)、高槻城が和田惟政に与えられる。
- 元亀4年(1573年)、高山氏が和田氏を追放。
- 天正13年(1585年)、豊臣秀吉の直轄領となる。
- 元和元年(1615年)、内藤信正が入封。
- 元和3年(1617年)、土岐定義が入封。
- 元和5年(1619年)、松平家信が入封。
- 寛永12年(1635年)、岡部宣勝が入封。
- 寛永17年(1640年)、松平康信が入封。
- 慶安2年(1649年)、永井直清が入封。
史跡情報
地図 |
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【場所】 大阪府高槻市城内町 【付近の史跡】
[ 北西・約1.7km ] 芥川城跡
[ 西・約2km ] 嶋上郡衙跡
[ 西・約3km ] 今城塚古墳(継体天皇陵)
[ 北東・約3km ] 安満宮山古墳
[ 西・約3km ] 普門寺(細川晴元・足利義栄)
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主な施設 |
天守台(復元)・歴史民俗資料館 |
利用時間 |
【歴史民俗資料館】 10:00 ~ 17:00 |
定休日 |
【歴史民俗資料館】 月曜日・祝日の翌日・年末年始 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「高槻」駅 ・阪急電車「高槻市」駅 【マイカー】 ・駐車場あり |