東京都千代田区にある城。
徳川家康によって開かれた江戸幕府の拠点として知られる。
歴史・概略
- 築城:長禄元年(1457年)
- 廃城:-
- 築城主:太田道灌
- 構造:輪郭式・平城
- 主な城主: 太田氏・扇谷上杉氏・北条氏・徳川氏・皇室
- 日本100名城
- 長禄元年(1457年)、関東に勢力を張っていた扇谷上杉氏の家臣・太田道灌(おおた・どうかん)が平安時代よりこの地に勢力を張っていた江戸氏居館に江戸城を築城。
- 大永4年(1524年)、北条氏の勢力拡大により北条氏の城となる。
- 天正18年(1590年)、豊臣秀吉の「小田原攻め(小田原征伐)」により北条氏は降伏、この時の戦功によって家康が北条氏の旧領に入り江戸城を本拠とする。
- 秀吉の死後勃発した「関ケ原の戦い」に勝利し家康が幕府を開いた後もここを本拠とし、幕末まで続く。
- 慶長8年(1603年)~万治3年(1660年)、天下普請による江戸城改修工事が続く。
- 明暦3年(1657年)、明暦の大火により天守を含め建物の多くを焼失。
- 安政2年(1855年)、安政大地震で建物や石垣などに被害。
- 慶応4年(1868年)、徳川家が新政府軍に江戸城を明け渡す。
- 明治2年(1869年)、明治天皇が「禁門の変」で荒廃していた京都より遷り皇居となる。
見どころ・おすすめ
- 天守台-明暦の大火で焼失し再建された天守台。しかし後に天守は不要とされ天守は再建されなかった。
- 桜田門・田安門・清水門-国の重要文化財。
- 大番所・百人番所・同心番所-警護員の詰所。
- 富士見多聞-江戸城で唯一現存している多門櫓。
- 松の大廊下跡-浅野内匠頭(長矩)が吉良上野介(義央)に刃傷に及んだというあの廊下跡。
史跡情報
地図 |
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【場所】
東京都千代田区千代田 |
主な施設 |
天守台・同心番所・百人番所・大番所・松の廊下跡・三の丸尚蔵館・伏見櫓・富士見多聞・富士見櫓 |
利用時間 |
【皇居東御苑】 9:00 ~ 16:00(時期による変更あり) 【皇居外苑・北の丸公園】 常時 |
定休日 |
【皇居東御苑】 月曜日・金曜日(天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開。月曜日が休日で公開する場合、火曜日。)・年末年始・その他 【皇居外苑・北の丸公園】 無休 |
料金 |
無料 |
交通 |
【電車】 ・JR「東京」駅から約0.3Km ・地下鉄「大手町」「二重橋前」「桜田門」「半蔵門」「九段下」「竹橋」駅 |